OC向けのGTX 580カードが発売、ASUS製 / チューン機能を多数搭載、箱はマザー並み
カード上のボタンでGPU電圧が調節できるなど、豊富なチューニング機能を備えたGeForce GTX 580カード「MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5」がASUSから発売された。カードは3スロット分の厚さがある。

実売価格は62,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●OC向け機能を多数搭載

MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5はオーバークロッカー向けとされたGeForce GTX 580搭載PCI Express x16対応ビデオカード。オーバークロックの際に使える様々なチューニング機能を備えているのが特徴だ。

カードの端には、GPU電圧を10段階に調節する「+」「-」ボタンや、冷却ファンの回転数を強制的に100%にする「100%」ボタンを装備。さらに、ブラケット部分には、ビデオカードBIOSを出荷時の内容に戻して起動する「Safe Mode」ボタンを備えている。なお、付属ソフトでは、ビデオカードBIOSのクロック情報などを書き換えることができる。

また、GPUやメモリの電圧をテスターなどで計測できる接点「ProbeIt」や、通常より性能を高めたという電源回路「Super Alloy Power」も搭載。Super Alloy Powerでは、オリジナル素材の使用などで低温化を図ったチョークコイルを用いており、長寿命化や対応電圧の拡大、オーバークロック動作の安定化などを実現したとしている。

冷却システムは、ヒートパイプをGPUに接触させることで熱移動を大幅に効率化したという「DirectCU II」を採用。放熱フィンが大型化されており、カードサイズは3スロット分と厚いが、1スロットや2スロットサイズのクーラーにより高い冷却性能を実現したという。

このほか、GPUの負荷の高さに応じてカード側面のMATRIXロゴが5色に変化するというユニークなインジケーター「5 Level LED Indicator」も備えている。

搭載メモリはGDDR5 1536MB。クロックはコア816MHz、メモリ4,008MHz。映像端子はDisplayPort、HDMI、DVI(2基)を備える。

ちなみに外箱のサイズはビデオカードにあるまじき巨大さ。同社が発売するゲーマー向けマザーボード「CROSSHAIR V FORMULA」よりもサイズが大きい。


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※上記価格は編集部独自調査によるものです。この価格で販売されることを保証するものではありません。
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