【PC-DIY EXPO 夏の陣レポート】COMPUTEX展示の「アキバ版」?LlanoマザーやSSD8台をオンボード搭載できるPCIeカードなど
自作PCの大型イベント「2011 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」が25日(土)から始まった。会場はベルサール秋葉原で、40以上のブランドが新製品などを展示している。期間は26日(日)まで。

また、25日、26日の両日ともメーカーなどによるステージセッションが多数実施予定。

初日となった25日には、IntelやAMD、WesternDigital、GIGABYTEなどが製品アピールを行っている。

●COMPUTEX展示の「アキバ版」?
目立つのはLlanoマザー

まず、全体的な展示内容だが、6月頭のCOMPUTEX TAIPEIから間もない事もあり、概観すると「COMPUTEX TAIPEIの抜粋版」といった風。

中でも目立っていたのがAMDの新APU「Llano」関係のマザーボードで、これはGIGABYTEやASRock、ECSが展示。展示されているマザーボードは製品と遜色ない完成度で、発売が間近いことを連想させる。

ただし、具体的な発売日を告知するメーカーは確認できなかった。
●SSD関連でも展示あり
SSD8台のPCIe-RAIDドライブも予告

Llano以外で興味深かったのはSSD関連。この分野で目立っていたのは、ApricornとOCZだ。

まず、Apricornだが、同社では6月に発売したSSD4台搭載のPCIe-RAIDカード「PCIe Drive Array(BX4312)」の強化版である、8台対応のPCIe-RAIDカード「Velocity Monarch」のパンフレットを配布。

これは外見上「PCIe Drive Array」と大差ないように見えるが、実は2.5インチSSDではなく1.8インチSSDに対応。2台のSSDを重ねて設置するため、合計8台のSSDを設置できるのが特徴という。公称速度はリード最大2.5GB/s、ライト最大2.7GB/s(場所によっては2.3GB/s)とされており、発売は9月、予価は8万円前後とされている。

また、姉妹モデルである1台版「Velocity Solo」(予価6千円前後)やPCI-X版「PXDA」(予価2万円前後)も会場展示されている。

またOCZでは、先日行ったプレス向けイベントと同様の内容を展示。

公称リードが1,500MB/sに向上したというPCI Express-SSDの最新モデル「RevoDrive 3 X2」や、2.5インチHDDベイを搭載、PCIe-SSDでハイブリッドHDDを構築できる「RevoDrive Hybrid」、業務向けで最大リード2,900MB/s、最大ライト2,700MB/sにも及ぶという「Z-Drive R4 88」などが展示されていた。

このほかSSD関連としては、IntelがSSDの換装実演などを実施している。


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