通常よりも背が低いMini-ITXマザーボード「DH61AG」がIntelから登場した。I/Oパネルも細型のものが付属している。実売価格は12,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ただし、ACアダプタ電源は別売。正式な対応ACアダプタを販売しているショップは今のところ未確認。
●フォームファクタは「Thin Mini-ITX」
Mini-ITXの薄型版
DH61AGはIntel H61 Expressチップセットを搭載したMini-ITXフォームファクタのLGA1155マザーボード。
フォームファクタは「Thin Mini-ITX」(Intel)とされるもので、通常のMini-ITXよりもボードの高さが低く、薄型筐体に組み込めるようになっている。
ボードデザインは、薄型のチップセットヒートシンクや一列タイプのI/Oパネル部を採用。I/Oパネルシールドは、Mini-ITXで使える通常タイプとThin Mini-ITX用の低いタイプの2種類が付属している。
搭載スロット数はPCI Express x4×1、PCI Express Mini Card×2(フルサイズ/ハーフサイズ各1基)、SO-DIMM×2(DDR3 1333/1066、最大 16GB)。映像端子はDVI-IとHDMIを備える。搭載機能はGigabit Ethernet、USB 3.0、eSATA、10チャンネルサウンドなどで、I/Oパネル部には急速充電に対応するというUSB 2.0ポートも用意されている。
ただし、電源には19VのACアダプタが別途必要だが、正式な対応ACアダプタを販売しているショップは未確認。ただし、パソコンショップ アークでは「動作保証外にはなるが、バッファローコクヨサプライのBSACA01DL19で動作することを確認した」として同ACアダプタを販売中(5,800円)。また、##freet##でも、90Wの動作確認済みACアダプタを3,980円で販売している。さらに、パソコンハウス東映によると「変換コネクタは電子パーツショップで入手できる」とか。
Intelが公開しているProduct Guideでは、基板上の2ピンコネクタに電源を供給しても使用できるとされている。ACアダプタ端子の形状もProduct Guideで確認が可能だ。
ちなみに「Thin Mini-ITX対応」とうたう薄型ケースは今のところ販売未確認。この製品の薄さを今すぐ活用するなら、オリジナルのPCケースを用意する必要があるようだ。