[佐] これまでのケースのトレンドは、AntecのSOLOのような静音タイプがきて、その次はCooler MasterのCM690のような前面メッシュの冷却重視タイプ、という流れです。
[鈴] そして、現世代になるわけですね。現世代ってどういう特徴なんでしょう?
[佐] Fractal DesignのDefine R4や CorsairのObsidian 550Dなどが象徴的な製品なのですが、基本的に完成度が高いので、静かなのによく冷える。そしてカスタマイズの自由度がすごく高いのがキモです。ファンの位置やサイズの選択、シャドーベイの着脱や位置変更などが自由にできるので、PCの静音性と冷却のバランスをユーザーが調整できるんです。あと、比較的小さいケースでも14cm角ファンや超大型のビデオカード、24cmクラスの水冷ラジエータなどに対応するのも最新世代の特徴ですね。
[鈴] ………おおお、語りますね(笑 確かに、言われてみると「ケース自体をカスタマイズできる」のは、最近は当たり前になりましたね。昔は、「カスタマイズできること」自体がウリだったのに、今は「どうカスタマイズできるか」じゃないとウリにならないというか。