小型手動発電機「アラジンパワー」 | |
【解説】 タカラダ無線(ブロックB2)の前を通ったとき、なにやら目立つ黄色の旗をたくさん並べた店頭のスタンドが目に飛び込んできた。そこでは、中年男性が「こうやって握ったり離したりするだけで携帯電話がすぐに充電できます!」と言って、シャンパンゴールドの妙なモノを握りしめている..。旗には「ハンディ発電機アラジンパワー 携帯電話を片手で簡単急速充電!」と書いてある。 怪しい!。もうそこから目はそのデモンストレーションに釘付けだ。アラジンパワーは細長いボディにレバーが付き、そのレバーを握ったり離したりすることで中の発電機が働き、コネクタからその電気を出力するというもので、デモでは携帯電話に充電したり、車のおもちゃを動かしたり、ラジカセを動かしたり、ライトをつけたり、担当者の動きもあわただしい。まぁ原理的には、アイデア商品で昔から売られているダイナモライトとまったく同じもの。で、肝心な発電能力だけれども、携帯電話の場合、完全に電池が切れても「1分から2分ほど充電すればしばらく使える」とのこと(2分も握ったり離したりする体力はきついが..)。電圧は発電機の回転数によって変動するため、一定の電圧は出ないけれども、だいたい高いところで7V程度だそうだ(出力電力は1分間使って1W~1.5W)。本体側にメスのDCコネクタが付いているので、そこからいろいろな機器用にケーブ+コネクタを用意すれば、どれにでも対応可能。実際、携帯電話用には別売のケーブルが用意されている。 製造・販売は日省エンジニアリングというところで、今のところここでしか買えないそうだ。現実に使うことはなさそうだとも思ったのだが、私はそのアイデア力と実行力に心打たれて買ってしまった..(こういうのたまらず応援したくなってしまうのね)。携帯電話接続用のケーブルと込みで、キャンペーン価格12,800円なり。 【販売店】 タカラダ無線(ブロックB2)で\12,800。 [アキバHotline!(1997/11/22号)より] |
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