電卓付キーボード


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【解説】

 エニックスが販売している電卓機能内蔵の怪しい106キーボード。

 テンキーの上部に液晶が埋め込まれ、通常は時計表示とCapsLockやNumLockなどの状態表示をしてくれる。ところが、CTRL + Alt + SHIFT + PAUSEを押すと、すぐさま電卓モードに早変わりし、液晶も電卓用表示に切り替わる。電卓モードに切り替わると、キーボードはテンキー以外は入力できなくなり、パソコン側へもキーコードを送らなくなる。つまり、完全な単なる電卓に変身するわけ。そして、計算結果をパソコン側に転送したいと思ったときだけ、CTRL + ENTERを叩くと、計算結果の数字の通りキーコードを発生させて確実に転送してくれる。もちろん、単にキーコードを順番に発生させているだけだから、どんなOSにも対応してデバイスドライバーも一切不要。バグ付きPentium、バグ付きCALC.EXEよりよっぽど安心かもしれない。

 他に、キーのクリック音を本体側のビープ音(!)で鳴らすことができたり、キーリピートの速度をキーボード側で設定できたりと、実にディープな仕上がり。型版が「EKB-106C」になってるんだけど、やっぱり最後の「C」はCLACのCなんだろうか?。

【販売店】

LAOX THE COMPUTER館で\5,980。

[アキバHotline!(1995/12/23号)より]


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