ボクたちが愛した、想い出のパソコン・マイコンたち
“パピコン”に続くNECの自信作「PC-6001mkII」
2017年8月17日 07:05
想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返る本コーナー。今回取り上げるのは、NECから1983年に発売された「PC-6001mkII」です。
NECのパソコンは、PC-6000シリーズやPC-8000シリーズなどがありましたが、PC-6001シリーズの2代目として世に送り出された機種が、今回取り上げる「PC-6001mkII」です。
“パピコン”ことPC-6001と比べてデザインがシャープになり、キーボードもしっかりしたタッチのものへと変更されています。カラーリングも渋く、ゲーム用途だけでなくビジネスの現場にあっても違和感がありませんでした。また、本機から広告のイメージキャラクターには武田鉄矢さんが起用されています。
新機能として日本語が発声させられるようになったほか、専用ディスプレイを使用すれば最大15色が発色できるなどパワーアップしたにもかかわらず、価格はPC-6001より下がり84,800円と更にお買い得に。
PC-6001mkIIの誕生によりPC-6001が対応から外され、「PC-6001mkII以降対応」と但し書きされたソフトも数多く発売されるようになりました。ただし、ソフトごとに正しいモードとページを選ばないとゲームが遊べないため、マニュアルを紛失すると大変な事態に(笑)。「タイニーゼビウス mkII」のために本機種を購入した、という友人もいました。すがやみつるさん著の単行本「こんにちはマイコン2」でターゲットとして選ばれた機種だったため、所有している・していた人も多いと思います。
ちなみに、現在でもそれなりに状態の良いものが中古市場に出回っているので、当時を思い出して買い戻してみるのも良いかもしれません。