パワレポ連動企画

乗り換え候補パーツカタログ～マザーボード編1～

【パワレポ連動：チョイ古自作PC再生計画（7）】

2016年6月2日 11:30

DOS/V POWER REPORT 2016年5月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年7月号」の第1特集「あなたのPCが生まれ変わる！3年、5年、10年前のパーツもめんどう見ます!! チョイ古自作PC再生計画」を掲載する。

　第7回目では乗り換えるのにオススメのマザーボードを紹介していく。オーバークロックやSLIが目的で無ければ、Z170よりも安価なH170やB150搭載モデルもオススメだ。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年7月号は全国書店、ネット通販にて5月28日(土)に発売。第2特集はコストパフォーマンスに優れる大容量ディスクを用途別に解説する「容量単価×用途別が正解です最新HDD購入案内」を掲載。そのほか、あなたのPCのメインメモリ、有効活用しませんか？「16GBオーバーのメインメモリはこう使え！ Windows 10時代のRAMディスク活用術」、持ち運びに便利な大容量で高速なフラッシュメモリ「ベンチで性能が丸分かり！一つは持ちたい最新USB 3.1/3.0メモリ」、スペースが許せば考えたい「ウルトラワイドもオーバー30型も PC体験を一変させる大型液晶ディスプレイ」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は、自作PCの組み立てやメンテナンスに関わる「？」を解決！「39のギモンにベストアンサー！ PC自作Q＆A事典2016」だ。

-チョイ古自作PC再生計画-
乗り換え候補パーツカタログ～マザーボード編1～

最新世代のメリットを理解する
CPU＆マザーボード編

　近年はCPUとマザーボードは関係が深くなっており、アップグレードもセットで行なう必要がある場合が増えている。ここではメモリもあわせて考えていく。

　性能の伸び、現在のトレンドから、アップグレードプランを考えよう。

ASRock　Z170 Extreme4

実売価格：18,000円前後
先進的機能を価格抑えめで手に入れる

LGA1151 / Intel Z170 / ATX

　どうせCPUやマザーを交換するならトレンドの機能は一通り欲しいという方へ。OCに挑戦できるZ170の機能に加え、32Gbps対応のM.2スロットやUSB 3.1など先進的な機能を押さえつつ、価格は控えめ……というワガママな要求に応えてくれる。

　SLIへの対応、高品質なサウンド回路「Purity Sound 3」など機能も充実。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC4-25600 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×2（x16/－、x8/x8で動作）、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0 x1×3●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×3、USB 3.1（Type-A）×1、USB 3.1（Type-C）×1、USB 3.0×8、USB 2.0×4●LAN：1000BASE-T×1
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

ASUSTeK Computer　Z170-A

実売価格：21,000円前後
迷ったときのこの1枚

LGA1151 / Intel Z170 / ATX

　Skylake世代のCPUは低発熱のものが多いため、旧型ケースに再び高性能CPUを入れるチャンス。でも久しぶりにマザーを買うならよく分からないという方にオススメなのがこれ。Z170マザーボード選びの基準と言える存在だ。

　全自動OCやファンコントロール機能をはじめとする使いやすい機能や信頼性の高い部品がサポートしてくれる。M.2などトレンド機能も備える。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC4-27700 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×2（x16/－、x8/x8で動作）、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0x1×3、PCI×1●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×1、SATA 3.×4、USB 3.1（Type-A）×1、USB 3.1（Type-C）×1、USB 3.0×6、USB 2.0×6●LAN：1000BASE-T×1
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

GIGA-BYTE TECHNOLOGY　GA-Z170-HD3 DDR3（rev.1.0）

実売価格：14,000円前後
Z170でDDR3を使いたいならコレ！

LGA1151 / Intel Z170 / ATX

　Z170の機能は外したくないが、メモリは手持ちのDDR3を使ってアップグレード予算を抑えたい、という用途にベストマッチするマザー。DDR3に対応するZ170マザーはほとんどないので、貴重な存在だ。マザー自体の価格が安いのも魅力的。

　USB 3.1ポートはないが、32Gbps対応のM.2スロットを備え、サウンド回路の周囲にはLEDを内蔵と見た目も楽しい。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC3-25600 DDR3 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0 x1×2、PCI×2●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×3、USB 3.0×8、USB 2.0×6●LAN：1000BASE-T×1
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

ASRock　H170 Combo

実売価格：15,000円前後
メモリ移行に安心のDDR3/DDR4両対応

LGA1151 / Intel H170 / ATX

　メモリは手元にあるDDR3を活かしつつ、将来的にDDR4へと移行……というニーズに応えられる。さらにPCIスロットが2本あり、古い拡張カードを使用できるなど旧マシンのリプレースにピッタリだ。電源まわりは10フェーズと余裕があり、上位CPUの長時間使用も安心。

　USB 3.1ポートこそないが、高速M.2スロット、Intel製のLANを備えるなど、基本性能は十分高い。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×2（最大32GB）、PC3-14900 DDR3 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0 x1×2、PCI×2●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×2、SATA 3.0×2、USB 3.0×8、USB 2.0×4● LAN：1000BASE-T×1
※ DDR4メモリとDDR3メモリの同時使用はできない
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

ASUSTeK Computer　H170-PRO

実売価格：13,000円前後
コストを抑えて最新システム化を狙う

LGA1151 / Intel H170 / ATX

　マザーボードの価格を抑えてSkylakeとDDR4環境に移行したいけど、機能面の妥協はなるべくしたくない、という向きには最適な1枚。

　Type-CコネクタはUSB 3.1ではなくチップセット内蔵のUSB 3.0であるなど、コストを抑えた作りではあるが、32Gbps対応のM.2スロットを備え、Fan Xpert 3による高度なファンコントロールが可能とASUSTeKらしい手堅い設計だ。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0 x1×2、PCI×2●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.0（Type-C）×1、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

GIGA-BYTE TECHNOLOGY　GA-H170-D3HP（rev.1.0）

実売価格：15,000円前後
Intel製USB 3.1にこだわるなら必見

LGA1151 / Intel H170 / ATX

　OCはしないので、マザーボードはH170にして予算を抑えたいが、USB 3.1コントローラは安心感のあるIntel製にこだわりたい、というニーズに応えてくれる。

　ポートはType-AとType-Cの両方を用意、高速M.2スロットも搭載し、旬な機能をしっかりと網羅。PCIスロットがあるので、過去のパーツ資産を活かしやすい。

Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 3.0 x1×2、PCI×3●主なインターフェース：M.2（PCI-E 3.0 x4接続またはSATA 3.0接続）×1、SATA Express×2、SATA 3.0×2、USB 3.1（Type-A）×1、USB 3.1（Type-C）×1、USB 3.0×7、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1
※PCI-E＝PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ、SATA Express ×1はSATA 3.0×2としても使用可能

【問い合わせ先】

ASRock：03-3768-1321（マスタードシード）／http://www.asrock.com/
ASUSTeK Computer：info@tekwind.co.jp（テックウインド）／http://www.asus.com/jp/
GIGA-BYTE TECHNOLOGY：03-3350-5418（旭エレクトロニクス）／http://www.gigabyte.jp/

[Text by 芹澤正芳]

【DOS/V POWER REPORT 2016年7月号は5月28日(土)発売】

★第1特集「あなたのPCが生まれ変わる！ 3年、5年、10年前のパーツもめんどう見ます!! 『チョイ古自作PC再生計画』」
★第2特集「容量単価×用途別が正解です『最新HDD購入案内』」
★特別企画「16GBオーバーのメインメモリはこう使え！『Windows 10時代のRAMディスク活用術』」「ベンチで性能が丸分かり！『一つは持ちたい最新USB 3.1/3.0メモリ』」「ウルトラワイドもオーバー30型も『PC体験を一変させる大型液晶ディスプレイ』」
★連載「最新自作計画～最新ケースで作るパワフル小型マシン～」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「39のギモンにベストアンサー！『PC自作Q＆A辞典2016』」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版（PDF）を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める直販電子版月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2016-05-23-0956.php