パワレポ連動企画

SSDでUSB 3.1対応外付けケースの実力を検証する～USB 3.1 vs USB 3.0～

【パワレポ連動：買いの最新SSD総チェック（22）】

DOS/V POWER REPORT編集部
AKIBA PC Hotline!編集部

2016年9月23日 17:05

DOS/V POWER REPORT 2016年10月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年10月号」の第1特集「超高速・大容量・低価格重要キーワードと製品を一気読み買いの最新SSD総チェック」を掲載する。

　第22回目ではSSDを便利に活用する「USB外付けケース」を検証する。小容量でも余ったSSDを入れておくと重宝する外付けケースだが、USB 3.1とUSB 3.0でどの程度の性能差があるのか確認してみよう。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年10月号は全国書店、ネット通販にて8月29日(月)に発売。第2特集は、ワット数だけではない電源の見えない箇所を徹底比較「2016年登場のニューフェースを徹底検証！新顔ATX電源大品評会」。特別企画は、可視化されるとなぜか外へ出たくなる「ガジェット活用で楽しく生活改善 IT派の活動量計入門」、もっとも手に触れるものだけに、自分に合ったものを使いたい「スイッチ、レイアウト、デザイン……アナタの決め手は？キーボード選び放題」、キーボードにこだわるならこちらも妥協したくない「ゲーミングモデルを中心に続々登場！新世代高機能マウス30製品」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は、小冊子「市場に並ぶ140超の製品をまるっと収録電源名鑑 2016」。第2特集と合わせ、電源選びの参考にどうぞ。

-買いの最新SSD総チェック-
USB 3.1対応外付けケースの実力を検証する～USB 3.1 vs USB 3.0～

利用シーンが広がる
SSD活用アイテム最新事情

　最後に外付けケースなどSSDを活かせるアイテムを紹介しよう。マザーボードの対応が進む今、USB 3.1に対応した製品に注目したい。

USB 3.1対応外付けケースの実力を検証する

　ミドルレンジ以上のSkylake対応マザーボードでは、USB 3.1ポートはもはや標準機能と言っても過言ではない。そうした状況の中、USB 3.1に対応したドライブケースも増えてきている。USB 3.0対応ドライブケースと比べるとまだまだ割高感があるものの、10Gbpsという転送速度によってSSDの高速性を活かすことができるのであれば魅力的だ。そこで、ここではセンチュリーのUSB 3.1対応2.5インチドライブケースとUSB 3.0対応2.5インチドライブケースでその性能を比べてみた。

　なお、搭載するSSDに、比較的高性能な現行世代のSamsung SSD 850 EVO MZ-75E250B/ITと、現行世代に比べると性能が劣る旧世代のMicron Crucial M4 CT128M4SSD2の2製品を用意、SSDの性能による効果の違いも試してみた。

テストに使用したSSD対応外付けケース

センチュリー
シンプルBOX2.5 USB 3.1 Type-C（CSS25U31C-BK）
Type-Cコネクタを装備するUSB 3.1対応2.5インチドライブ対応外付けケース。工具不要でSSDを組み込める利便性の高さが魅力。付属するケーブルは、Type-C－Type-Aだ

センチュリー
1分BOX2.5 USB 3.0 GREEN LINE（CGL25U3S6G）
USB 3.0接続に対応した2.5インチドライブ対応外付けケース。USB 3.0の性能を十分引き出すことができるUASPモードに対応するなど性能重視の仕様が魅力。こちらも工具不要でSSDを組み込むことができる

主なスペックと実売価格

■新旧SSDでUSB 3.1対応の必要性は変わる

　テスト結果は以下のとおり、現行世代のSSD、旧世代のSSDともにUSB 3.1対応ドライブケースを使用したほうが高速だった。ただし、旧世代のSSDはシーケンシャルリードとランダムライト以外は微妙な差。価格差を考えると、旧世代のSSDを外付けドライブとして再利用したい、という程度の用途なら、USB 3.0対応ドライブケースを選ぶのもアリだろう。一方、現行世代のSSDのほうははっきりと性能に差が出ており、性能を重視するのであればUSB 3.1対応ドライブケースを選ぶべきであると言える。

CrystalDiskMark 5.1.2

【検証環境】

CPU：Intel Core i7-6700K（4GHz）
マザーボード：ASUSTeK Z170 WS（Intel Z170）
メモリ：Micron Crucial CT4K4G4DFS8213（PC4-17000 DDR4 SDRAM 4GB×4 ※2枚のみ使用）
グラフィックス機能：Intel Core i7-6700K内蔵（Intel HD Graphics 530）
SSD：Micron Crucial MX200 CT250MX200SSD1（Serial ATA 3.0、MLC、250GB）
OS：Windows 10 Pro 64bit版

【問い合わせ先】

センチュリー：03-5818-7045 ／http://www.century.co.jp/

[Text by 滝伸次]

【DOS/V POWER REPORT 2016年10月号は8月29日(月)発売】

★第1特集「超高速・大容量・低価格重要キーワードと製品を一気読み『買いの最新SSD総チェック』」
★第2特集「2016年登場のニューフェースを徹底検証！『新顔ATX電源大品評会』」
★特別企画「ガジェット活用で楽しく生活改善『IT派の活動量計入門』」「スイッチ、レイアウト、デザイン……アナタの決め手は？『キーボード選び放題』」「ゲーミングモデルを中心に続々登場！『新世代高機能マウス30製品』」
★連載「最新自作計画～メニイコアでもお買い得 VRレディのパワフルPC～」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録小冊子「市場に並ぶ140超の製品をまるっと収録電源名鑑 2016」(雑誌のみ別途付録、電子版は巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版（PDF）を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める直販電子版月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2016-08-22-0943.php

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