パワレポ連動企画
旧PCに最新SSDを導入して延命できるか? ~SSDを活かす作例 3~
【パワレポ連動:買いの最新SSD総チェック(21)】
2016年9月23日 12:05
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年10月号」の第1特集「超高速・大容量・低価格 重要キーワードと製品を一気読み 買いの最新SSD総チェック」を掲載する。
第21回では、5年前のSandy Brideマシンを例に、システムドライブを最新SSDに交換した際の変化を検証する。古いPCにSSDを導入する際はマザーボードのSATAインターフェースの世代に注意だ。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年10月号は全国書店、ネット通販にて8月29日(月)に発売。第2特集は、ワット数だけではない電源の見えない箇所を徹底比較「2016年登場のニューフェースを徹底検証! 新顔ATX電源大品評会」。特別企画は、可視化されるとなぜか外へ出たくなる「ガジェット活用で楽しく生活改善 IT派の活動量計入門」、もっとも手に触れるものだけに、自分に合ったものを使いたい「スイッチ、レイアウト、デザイン……アナタの決め手は? キーボード選び放題」、キーボードにこだわるならこちらも妥協したくない「ゲーミングモデルを中心に続々登場! 新世代高機能マウス30製品」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は、小冊子「市場に並ぶ140超の製品をまるっと収録 電源名鑑 2016」。第2特集と合わせ、電源選びの参考にどうぞ。
-買いの最新SSD総チェック-
旧PCに最新SSDを導入して延命できるか? ~SSDを活かす作例 3~
SSDを活かす作例 その3
システムドライブを最新SSDに交換して古いPCの延命を図る
旧世代のHDDやSSDをシステムドライブにしている古いマシンは、最新世代のSSDを導入することで延命させることができるのか。実際に試してみよう。
5年前のマシンに最新SSDを導入してみる
今回試したのは5年前のSandy Bridgeマシン。その時期はちょうどSSDの普及に弾みがついた頃で、まだまだシステムドライブにHDDを利用している人が多かったものの、SSDを利用している人も増えていた。そこで今回の検証は、HDDを搭載している場合とSSDを搭載している場合の両方において、最新世代のSSDを導入する意味があるのかを試してみる。
【ストレージインターフェースに注意】
最新SSDの性能をフルに発揮させるにはマザーボードがSerial ATA 3.0に対応している必要がある。今回使用したSandy Bridge世代のマザーボードはチップセットレベルでSerial ATA 3.0をサポートしているが、それより前の世代の場合は、サポートしていないこともあるので注意したい。
また、Serial ATA 3.0ポートを拡張カードで増設する場合は、拡張スロットのPCI Expressのリビジョンが重要。2.0(1レーンあたりの最大転送速度:500MB/s)以上でないとSSDの性能が十分に発揮されないことを覚えておきたい。
HDDを最新世代SSDに交換する効果は大
下のテスト結果は、システムドライブを新世代のSSDに交換した前後の性能を比較したものだ。この結果を見てもらえば分かるとおり、HDDを使用していた場合は、性能が大幅に向上する。それは、アプリのレスポンスなど、実際の使用感でも体感できるほどHDDを最新世代SSDに交換する効果は大だ。HDDを使用していた場合は新世代のSSDを導入する効果は大きいと言える。
一方、もとからSSDを使用していた場合は、ベンチマークのスコアは向上しているものの、その差がはっきりと体感できるレベルではない。パフォーマンスの向上を目的とするならば、それほど大きな効果は期待できない。ただし、SSDの寿命、当時よりも大容量でも安価であることなども考えれば、最新世代のSSDに交換するのは十分にメリットがあると言える。
■旧システムをクローニングでSSDに移行する
システムドライブを交換する際、環境を作り直すのがめんどうという人は、システムを丸ごとコピーするクローニングを行なうとよい。これはフリーソフトでも行なうことができる。ここでは「EaseUS Todo Backup Free 9.2」を使用した方法を紹介する。 なお、もとのドライブ上のデータ量が移行先のSSDの容量よりも大きい場合は、ユーザーファイルをほかに移してOSとアプリケーションだけにするなどしてデータを減らし、SSDに収まるように事前に準備しておこう。
【問い合わせ先】
Samsung Electronics:ssd.sjc@samsung.com(日本サムスン)/http://www.samsung.com/global/business/semiconductor/minisite/SSD/jp/
[Text by 滝 伸次]
【DOS/V POWER REPORT 2016年10月号は8月29日(月)発売】
★第1特集「超高速・大容量・低価格 重要キーワードと製品を一気読み 『買いの最新SSD総チェック』」
★第2特集「2016年登場のニューフェースを徹底検証! 『新顔ATX電源大品評会』」
★特別企画「ガジェット活用で楽しく生活改善 『IT派の活動量計入門』」「スイッチ、レイアウト、デザイン……アナタの決め手は? 『キーボード選び放題』」「ゲーミングモデルを中心に続々登場! 『新世代高機能マウス30製品』」
★連載「最新自作計画 ~メニイコアでもお買い得 VRレディのパワフルPC~」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
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