【Haswell Refresh徹底紹介(10)】Z97/H97マザーボードカタログ ～その他のメーカー編～

DOS/V POWER REPORT 7月号

　自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新7月号の特集記事、「Haswell Refresh＆Intel 9シリーズマザーボードを攻略せよ！」をまるごと掲載する当企画の10回目は、ここまでに紹介していないメーカーのZ97/H97搭載マザーボードを紹介する。

　なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 7月号は現在発売中。7月号の内容は、約40ページにわたる今特集のほか、Windows 8.1 Updateの改良点や旧OSからのアップデートの解説、自作ユーザーのかゆいところに手が届く「逸品ケーブル図鑑」、髙橋敏也の改造バカ一台などが掲載。また、PC自作Q＆A事典 2014とGIGABYTE POWER REPORTが付録として付いてくるなど、盛り沢山だ。

- DOS/V POWER REPORT 2014年7月号 Special Edition -

Intel － マザーボード市場からは撤退

自作向けマザーボードからは撤退したIntelだが、ベアボーンキットであるNUCシリーズの開発・販売は継続する

　CPU、チップセットを開発するメーカーの“純正品”ということもあり、Intel製マザーボードは一定の人気を保ってきた。CPUを定格で動作させるために必要な機能に絞ったシンプルな実装の製品が多く、比較的安価ながら、Intel製という安心感が人気の秘訣だったと言えるだろう。

　しかし、9シリーズチップセットが発表されたにもかかわらず、Intel製マザーボードの情報はゼロ。そこでIntel広報部に問い合わせたところ、Intelでは9シリーズ搭載マザーボードを発売する予定はなく、今後、自作向けマザーボードの開発・販売はODM（マザーボードメーカー）に任せるという返答が寄せられた。

　2013年初頭、3年以内にIntelはマザーボード市場から撤退するとの報道がなされたが、今回のコメントはそれを裏付けるものだと言える。

BIOSTAR － CPUオンボードモデルなどは予定アリ

CPUオンボードやSocket AM1向けマザーボードなどは今後も発売予定。写真はBay Trail-D搭載の「J1900NH2」

　ラインナップは限られるものの、BIOSTARも長年日本の自作市場を支えてきたメーカーの一つだ。

　Webサイトで9シリーズマザーボードの情報は見付かるものの日本市場では未発売。代理店のアユートによれば、現在のところ取り扱う予定はないとのこと。

EVGA － 日本語サイトに製品情報を掲載済み

EVGAの日本語サイトで、Z97マザーボードの特設ページが用意されていた

　オーバークロッカー向けやゲーミングマザーなど、特徴ある製品のリリースが続いているEVGA。

　代理店のマイルストーンに9シリーズマザーボードについて聞いたところ、発売に向けて検討中との返答が得られた。日本語の情報はあるだけに、期待できそうだ。

Shuttle － おなじみのモデルが登場予定

写真はHaswell Refreshに対応済みのZ87搭載モデル「XPCSH87R6」。「SH97R6」はこのZ97マザー搭載版だろう

　詳細は未定ながら、「SH97R6」というモデルの発売を予定している。

　型番的にはH97マザーボードを内蔵したアルミ製のキューブタイプベアボーンと思われる。なお、現行製品では「SH87R6」、「DS81」がHaswell Refreshに対応済みとのこと。

Super Micro － 投入時期や価格を検討中

写真の「C7Z97-OCE」は、Z97チップセットを搭載し、OC向け機能なども搭載されたATXマザーボードだ

　Super Microはサーバー向けが中心ながら、オーバークロックにも対応した自作向けマザーボードを発売しているメーカーだ。

　代理店のサンウェイテクノロジーによれば、9シリーズマザーも発売予定。しかし、その時期や価格に関しては現在検討中。