パワレポ連動企画
Haswell Refreshで作る「静音スタンダードマシン」
【Haswell Refresh徹底紹介(11)】
(2014/6/12 12:05)
自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新7月号の特集記事、「Haswell Refresh&Intel 9シリーズマザーボードを攻略せよ!」をまるごと掲載する当企画の11回目は、Haswell Refreshで作る静音スタンダードマシンを紹介。
パワレポ編集部が厳選したPCパーツで静音マシンを製作、オススメポイントを解説する。
なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 7月号は現在発売中。7月号の内容は、約40ページにわたる今特集のほか、Windows 8.1 Updateの改良点や旧OSからのアップデートの解説、自作ユーザーのかゆいところに手が届く「逸品ケーブル図鑑」、髙橋敏也の改造バカ一台などが掲載。また、PC自作Q&A事典 2014とGIGABYTE POWER REPORTが付録として付いてくるなど、盛り沢山だ。
- DOS/V POWER REPORT 2014年7月号 Special Edition -
Haswell Refreshで作る「静音スタンダードマシン」
Intel Z97/H97採用マザーの多くでは、高速なSSDを利用できるM.2スロットがサポートされ、ユーティリティやUEFIの機能も進化。そんな最新機能を活かしたHaswell Refresh世代の静音スタンダードPCを作ってみた。
静音性重視のケースとCPUクーラーを選択
Intel 9シリーズマザーで注目されるのは、新たにサポートされた高速なストレージインターフェース「M.2」だろう。ボードメーカーの独自機能もポイントで、ASUSTeK製品では独自のCPUファンの回転数自動調整機能を発展させ、ファンメーカーが設定した下限よりもさらに引き下げる「Extreme Quiet」をサポート。今回はこうした新機能をフルに活用する、静音スタンダードPCの作例を考えてみた。
CPUには新登場の上位モデル「IntelCore i7-4790」を採用し、ミドルレンジクラスのH97搭載ATXマザー「ASUSTeK H97-PRO」を組み合わせた。ストレージにM.2対応のSSD「Plextor M6e」を使い、新世代の速度を目指した。
そのほかのパーツには、静音性を重視したケースとCPUクーラーを選択している。また、全体の価格を抑えるためにビデオカードと光学ドライブはあえて搭載しなかった。
カテゴリー | 製品名 | 実売価格 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-4790(3.6GHz) | 35,000円前後 |
マザーボード | ASUSTeK H97-PRO(Intel H97) | 13,000円前後 |
メモリ | CFD販売 CFD-Panram W3U1600PS-4G(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB×2) | 9,000円前後 |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4600(Core i7-4790内蔵) | - |
SSD | PLDS Plextor M6e PCI Express SSD PX-AG256M6e(M.2/PCI Express 2.0 x2接続、MLC、256GB) | 39,000円前後 |
HDD | Western Digital WD Green WD30EZRX-1TBP(Serial ATA 3.0、5,400rpm、3TB) | 12,000円前後 |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-GN550W/90+(550W、80PLUS Gold) | 8,000円前後 |
PCケース | Corsair Components Obsidian 550D Mid-Tower Quiet Case(ATX) | 14,000円前後 |
CPUクーラー | サイズ 阿修羅 | 5,000円前後 |
合計135,000円前後 |
PCMark 8 Homeスコア | アイドル時消費電力 | 高負荷時消費電力 |
---|---|---|
3,292 | 29.6W | 120.1W |
ポイント1:M.2対応SSDの搭載で超高速
Serial ATA 3.0の帯域は6Gbpsで、SSDの進化を妨げる要因だった。しかしM.2スロットでは標準的なPCI Express 2.0 x2接続の場合、約10Gbpsの帯域を確保。最新のM.2対応SSD「Plextor M6e」と組み合わせることで、Serial ATA 3.0環境以上の性能を発揮する。
体感でも一つ一つの操作にキビキビと反応し、操作感は良好だ。ただしOSの起動速度は、2.5インチSSDと比べても大きな違いは見られなかった。
ポイント2:さらに強力になったFAN Xpert 3
ASUSTeK独自のファンコントロールツールの最新版「FAN Xpert 3」が付属。新たにPWM対応のCPUファンの回転数を、メーカー設定の下限値よりも引き下げる「Extreme Quiet」機能が追加された。CPU付属リテールクーラーで試したところ、最低回転数が400rpm前後から242rpmまで低下した。
ただし、実際に動作音を計測してみると、機能の有効/無効で大きな違いはなかった。これはケース標準搭載のファンの動作音に引きずられているせいだ。
【検証内容】
OS:Windows 8.1 Pro 64bit 版、室温:23℃、暗騒音:28dB、アイドル時:OS起動10分後の値、高負荷時:OCCT 4.4.0のPOWER SUPPLY 実行中の最大値、CPU 温度:HWMonitor 1.24のCPU Temperatures のPackage の値、電力計:Electronic Educational Devices Watts up? PRO
[Text by 竹内亮介]
【DOS/V POWER REPORT 7月号は5月29日発売】
★第1特集「Haswell Refresh&Intel 9シリーズマザーボードを攻略せよ!」はもちろん、第2特集「Windows 8.1 Updateの正しい出会い方」や髙橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載
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