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最新ビデオカード カタログ
~Radeon R9 390/GeForce GTX 980・970搭載モデル編~

【2015秋 自作PCパーツ超コレクション400(15)】

DOS/V POWER REPORT 2015年11月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2015年11月号」の総力特集「2015秋 自作PCパーツ 超コレクション400」を掲載する。

 第15回目ではRadeon R9 390XやGeForce GTX 980など、上位クラスのGPUを搭載したビデオカードを紹介する。

 この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年11月号は全国書店、ネット通販にて9月29日(火)に発売。ぜひともオススメしたいアイテムを一挙掲載する総力特集のほか、フリーOSと余ったパーツで簡単運用「無償のFreeNASで構築するファイルサーバー:ファーストステップ」、ゲーム実況もお手軽に「特選HDMIキャプチャカード&ユニット19」、そろそろ手に届く4Kや5K、ゲーム特化からお手軽フルHDまで紹介する「最新液晶ディスプレイ大集合!!」、GIGABYTEのZ170マザーボードでPC自作の手順をバッチリ解説「GIGABYTEマザーで作るSkylakeマシン組み立て講座」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は豪華二本立て!「完全保存版CPU&チップセットデータベース2004-2015」と「定番&新顔フリーソフト集」だ。


-最新ビデオカード カタログ ~Radeon R9 390/GeForce GTX 980・970搭載モデル編~-


HBM 搭載GPUで新たな波が到来!
最新ビデオカード カタログ その2

Micro-Star International
R9 390X GAMING 8G

■高画質4K環境ではFury Xよりも粘る

 Furyシリーズに比べるとSP数が少ないため描画性能は控えめだが、ビデオメモリを極端に消費する4K&高画質設定でゲームをプレイするときはFuryシリーズよりも快適に動作。

 クーラーの冷却性能が高いため高負荷時でもGPU温度は82℃前後にとどまるが、熱気が周囲に出るためケース内の冷却には注意が必要だ。

Radeon R9 390X/GDDR5 8GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):非公開(1.1GHz)※OCモード時●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 8GB(512bit)●メモリクロック:6.1GHz ※ OCモード時●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×2●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:69,000円前後

Pine Technology
XFX R9-390X-8DFS

■端子部分からの放熱も考えた設計

Radeon R9 390X/GDDR5 8GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

 R9 390XとGTX 980は性能が拮抗しているが、ビデオメモリが多い分高画質4K設定ではR9 390Xが有利。

 バックプレートをアルミ製にすることで放熱性を高めている。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):非公開(1.09GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 8GB(512bit)●メモリクロック:6GHz●インターフェース:DisplayPort×2、HDMI×1、DVI-D×2●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:63,000円前後

玄人志向
RD-R9-390-E8GB

■5万円でビデオメモリ8GB搭載はお買い得

Radeon R9 390/GDDR5 8GB/8ピン×1、6ピン×1/定格

 GTX 970対抗のR9 390を搭載。ビデオメモリが8GBと多いため、ゲームで画質向上系Modを使いたい人に向いている。

 クロック設定を定格とすることで値段を抑えている。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):非公開(1GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 8GB(512bit)●メモリクロック:6GHz ●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-D×2●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:実売価格:50,000円前後

Palit Microsystems
GeForce GTX 980 Super JetStream(4096MB GDDR5)(NE5X980H14G2-2042J)

■ヘビーゲーマーはGTX 980から検討すべし

GeForce GTX 980/GDDR5 4GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

 フルHD ~ WQHDで最高画質を狙うゲーマーなら、まずGTX 980搭載カードの導入を検討したい。

 本製品は実質3スロットを占有するが、カード長は28cmに収まっている。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.203GHz(1.304GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.2GHz ●インターフェース:Mini DisplayPort×3、Mini HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:61,000円前後

玄人志向
GF-GTX980-E4GB/SOC

■貫録たっぷりのトリプルファン搭載

GeForce GTX 980/GDDR5 4GB/8ピン×2/OC

 ブーストクロックが1.3GHz超と高めの設定のため、トリプルファンと5本のヒートパイプの大型クーラーで冷却している。

 カードの全長が30cmに迫るため、ケースとの干渉には注意。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.228GHz(1.329GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz ●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I ×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:70,000円前後

ASUSTeK Computer
GTX970-DCMOC-4GD5

■GeForce系で最小&最速を狙うなら

GeForce GTX 970/GDDR5 4GB/8ピン×1/OC

 ショート基板仕様最速はR9 Nanoに譲ったが、GeForce系では最小かつ最速の1枚。

 HairWorksやMFAAなど、GeForceに最適化された機能を使ったゲームで遊ぶ小型PCを作りたいときに使おう。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.088GHz(1.228GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz ●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI ×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:50,000円前後

GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GV-N970WF3OC-4GD(rev. 1.1)

■6系統の出力端子から4画面同時出力が可能

GeForce GTX 970/GDDR5 4GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

 GIGA-BYTEのビデオカードは基板の銅箔層を厚くすることで熱を素早く散らす設計。

 GTX 970カードのわりに大きめの基板とすることで、巨大クーラーの冷却力を活かしている。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.114GHz(1.253GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:43,000円前後

Micro-Star International
GTX 970 GAMING 4G

■Maxwellを代表するロングセラー製品

GeForce GTX 970/GDDR5 4GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

 ビデオカード売れ筋上位の常連。その理由はMSIのシンボルでもある強力冷却&静音クーラーの存在だ。

 補助電源の仕様はやや重装備だが、今時の電源ユニットならば不安はない。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.14GHz(1.279GHz)※ OCモード時●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7GHz●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:48,000円前後

ZOTAC International
GeForce GTX 970(ZT-90101-10P)

■性能も大きさも“ほどほど”が肝心

GeForce GTX 970/GDDR5 4GB/8ピン×1、6ピン×1/OC

 カードの全長が約20cmとデュアルファンタイプとしてはコンパクト。

 ASUSTeKのショート基板モデルほど小さくないが、この長さであれば小型ケースにも格納しやすい。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.076GHz(1.216GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz ●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●実売価格:41,000円前後


【問い合わせ先】

Micro-Star International:web-jp@msi.com(エムエスアイコンピュータージャパン)/http://jp.msi.com/
Pine Technology:03-4332-9194(ドスパラ)/http://xfxforce.com/
玄人志向:-/http://www.kuroutoshikou.com/
Palit Microsystems:03-4332-9194(ドスパラ)/http://www.palit.biz/
ASUSTeK Computer:info@tekwind.co.jp(テックウインド)/http://www.asus.com/jp/
GIGA-BYTE TECHNOLOGY:050-3786-9585(CFD販売)/http://www.gigabyte.jp/
ZOTAC International:03-5215-5650(アスク)/http://www.zotac.com/


[Text by 加藤勝明]


DOS/V POWER REPORT 2015年11月号は2015年9月29日(火)発売】

★総力特集「主役は出揃った!!今が買いの本誌イチオシアイテムがずらり 自作PCパーツ超コレクション400」
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(AKIBA PC Hotline!編集部)