よいものを長く使う！Skylakeハイエンドマシン

基本構成　第3回目で解説

品質と耐久性にこだわって長く使えるマシンに仕上げる

　長く安心して使えるハイエンドマシンがコンセプトだ。

　ベンチマークのスコアだけでなく品質や拡張性なども重視し、メンテナンス性や冷却性能に優れたケース、高品質な電源、高耐久設計のマザーボードを選択。

　その上で、基本構成ではハイエンド系の新定番パーツを使い、最新世代のSkylakeプラットフォームならではのメリットをフル活用し、ストレージ、グラフィックスまで全方位で隙のない高性能システムを構成した。

水冷型　第4回目で解説

　オーバークロックでの運用を視野に入れるなら、できるだけ冷却効率の高いCPUクーラーを導入したい。

　ここではケースの拡張性を活かし、基本構成の空冷CPUクーラーに代え、大型ラジエータを装備した簡易水冷クーラーを導入する。

　空冷と水冷にOCの違いは出るのか、静音性の違いはどうかなどを比較しつつ、より最適な環境、およびOC設定を探った。

見た目ハデ型　第5回目で解説

　水冷のメリットは、冷却効率のほかに、見た目がハデだという一面もある。

　ここでは「中を見せる」ということをより強く意識し、マザーボードやビデオカードが持つLEDイルミネーション設定を活用するとともに、さらに強力なイルミネーション効果を持つファンを導入し、よりハデな見た目に仕上げてみる。

SLI型　第6回目で解説

　ゲームにおけるエクストリームなパフォーマンスを追求したバリエーション。

　基本構成で利用するGeForce GTX980 Tiと同じようなコストで実現できるGeForce GTX970の2枚挿しによるSLIはどちらが効率的なのか。

　また、4K解像度でのより快適なプレイを目指し、GeForceGTX 980 TiのSLIという贅沢な環境とも比較している。

RAID型　第7回目で解説

　Skylake世代ではチップセットがPCI Express 3.0に対応したことで、PCI Express SSDやSSD RAIDの性能をより発揮できるようになった。

　基本構成ではIntelSSD 750を導入しているが、これと同程度の価格で4台買えるSerial ATA SSDに置き換えたバリエーションだ。

　さらにIntel SSD 750を2基使った最速RAIDにもチャレンジする。

リムーバブルケース型　第8回目で解説

　RAID構成などストレージを多数搭載する構成では、ベイの確保とともにSerial ATAケーブルや電源ケーブルの取り回しなどが課題になる。

　その解決策として5インチベイに収納できるリムーバブルケースは非常に有効な選択肢だ。ケース外からアクセスでき、交換が容易になるのも大きい。

コスト重視型　第8回目で解説

　長く安心して使えるというコンセプトは維持しつつ、コストパフォーマンスを考慮した構成。

　PCケース、マザーボード、電源といった骨格となるパーツはあえて変更せず、マルチスレッド性能、ストレージやグラフィックス性能など、用途によってはオーバースペックと考えられる部分をある程度妥協して構成してみた。

[Text by 鈴木雅暢]