eスポーツWatch

eスポーツチームの「意気込み」を聞く#6
~チーム「DetonatioN FocusMe」~

前回優勝の王者、魅せるプレイで世界を目指す

 最近、とみに注目を集める「eスポーツ」。

 その台風の目になっているのが、5対5のチームでリーグ戦を戦う「League of Legends」(Riot Games)だ。

 そして、23日(土)。League of Legendsの日本独自リーグ「LJL」のSEASON 2がスタートした。

 そこで弊誌では、いくつかのチームのインタビューを行った。「プロゲーマー」に対する意識やeスポーツにかける意気込みなど、それぞれのチームの心意気を見ていただきたい。

 インタビューにお答えいただいたのは、各チームのマネージャー。6回目、最後の今回は、シーズン1の勝者であり、Riot Gamesの公式世界大会「IWCI(International Wild Card Invitational)」にも出場したDetonatioN FocusMeだ。

DetonatioN FocusMe

LJL2015 SEASON 1順位優勝
設立:2013年4月
マネージャー:LGraN
主要メンバー:BonziN、Rokenia、Ceros、Yutapon、Hwang
URLhttp://team-detonation.net/team#focusme
Twitter@DetonatioN(DetonatioNとして)

●一言で表すとどんなチームですか?

 勝ちに拘り続けるチームです。

●「チームのイメージ」を教えて下さい

 いつも大会中に勝てずに苦しみますが、最後は必ず勝つイメージです。

●チームとして大切にしていること(こだわりなど)を3つ教えて下さい。

 ・チームワーク
 ・世界で勝てる為のチーム作り
 ・支えてくれる様々な方への感謝の気持ち

●そのためにしていることを教えて下さい。

 自分達の置かれている立場を理解し共有しています。

●結成時期や結成のきっかけ、目的、を教えて下さい

 2013年4月にDetonatioN FocusMeとして加入。世界で勝てるチームを目的として活動を続けています。

●スポンサーはどこですか?

 Logicool様、BenQ様、G2A.COM様、GIGABYTE様、G-GEAR様、DX_RACER様、GUNNAR様、エイプリルナイツ様。6月中に他2社契約予定です。

●これまでの主要戦績やチームとしての歩みを教えて下さい

 LJL 2015 Season1 優勝
 LJL2014 Grand Final 優勝(日本一)
 China Joy2014 日本代表(中国・台湾・日本で交流戦)
 LJL2014 Summer 優勝
 LJL2014 Spring 優勝
 JCGプレミアリーグ2014 Season3優勝
 LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2013 Winter 4位
 IEM Season8(シンガポール)LoL 日本代表 他

 です。

●チームとして一番辛かったことはなんですか?

 (4月に挑戦した)IWCIで6位タイで終わってしまったことです。

 しかし、このままでは絶対に終わりません。今年中に雪辱を必ず返したいと思っております。

●チームとして一番嬉しかった or 楽しかったことはなんですか

 Winterは最下位で、周りからのプレッシャーがある中、LJL2014 Grand Finalで優勝したことが一番嬉しかったです。

●「eスポーツ」について思うこと

 eスポーツは日本国内で発展する為のターニングポイントを迎えていると思います。

 我々はそのパイオニアとして、この業界に旋風を巻き起こし続けたいと思います。

主要メンバーについて

●選手名(ID)とゲーム内でのロール、プレイの特徴などを各選手一言でお願いします。

BonziN選手
(ロール:TOP / ID:DFM BonziN)
[マネージャーより]堅実なプレイとチームの連携を大切にするプレイが特徴です。練習中はあまり自己主張をしませんが、本番の試合になると練習の10倍ぐらい声を張り上げます。彼のスマイルはチームの癒しとなっています(笑)
Rokenia選手
(ロール:Jungle / ID:DFM Rokenia)
[マネージャーより]積極的且つ、各レーンとのコンビネーションが目立つ選手です。通訳や英語を通してコミュニケーションを取っていて次第に打ち解けてきています。ゲームに対して凄く前向きな姿勢で取り組んでいる所がとても好印象です!
Ceros選手(ロール:MID / ID:DFM Ceros)
[マネージャーより]序盤からレーンで有利を取っていくスタイルです。普段からクールですが、時折見せる笑う姿が可愛いです。練習でも本番でも常にパフォーマンスを出し続けるところはさすが日本一のMidレーナーだと思います。
Yutapon選手
(ロール:ADC / ID:DFM Yutapon)
[マネージャーより]超攻撃的オールラウンダーですね。まだまだやんちゃな面がありますが、勝ちに拘るその姿とピンチからの魅せるプレイにはいつも驚かされます。まさに日本一のADCだと思っています。
Hwang選手
(ロール:Support / ID: DFM Hwang)
[マネージャーより]足りない知識をハンドスキルでカバーする選手です。2ヶ月に及ぶトライアウトに合格した選手です!
とても優しい子で、(ゲーミングハウスでの)家事を率先して手伝ったりします。しかし、いざ試合になると目の色が変わり積極的なプレイが光ります。

今シーズンの意気込みについて

●シーズンオフの間何をして過ごしていますか?

 シーズンオフはアメリカブートキャンプとIWCIで大忙しでした。

 帰国後は5日間程休みを取りましたが、すぐSeason2に向けた選手の補強の動きもしていた為、チームの調整が上手くいきませんでした。

●IWCIおよびブートキャンプの効果と課題点の改善は進んでいますでしょうか?

 世界のチームと戦えたことで現在の差を実感することができました。

 試合の仕上げ方をどのように進めるか、課題がありましたが、大幅に改善できていると思います。

●シーズン中は普段どのように練習していますか?

 基本的には海外チームとのスクリムとSoloQを中心に練習を組んでいます。

●シーズン2に向けて何か特別な準備をしていますか?

 シーズン2までの準備期間が本当に無く、他チームの補強状況を見て、急ピッチに海外の選手・アナリストを招聘しました。

●現在のチームの調子はどうでしょうか?前シーズンと比べて改善した点はありますか?

 急遽海外の選手を招聘したこともあり、昨シーズンと比べコミュニケーション面に不安はありますが、中盤から終盤での試合展開運びを大幅に改善してきました。

●メディアに取り上げられることが増えましたが、それについてどう考えていますか?

 TV、新聞、雑誌など多くのメディアに露出することによって、一般人の方にも幅広く認知されるようになってきました。選手達も見られているという立場をより認識し、プロチームとしての意識が高まってきていると思います。

●注目している、または警戒しているチームや選手とその理由を教えて下さい

 Immortals 7th heavenのAlvingo選手は要注意だと思っています。

やはり海外のプロチーム経験者という経歴は侮れないです。

●LJLシーズン2の目標とチームとしての将来的な大きな目標

 大会連覇はもちろんのこと、グランドファイナルも制し、今一度世界に挑戦したいと思っています。

 まずはWCS(World Championship)出場を目指したいと思います。

●最後に一言お願いします

 今年はDetonatioN FoucusMeとしては常に魅せるプレイを心掛けていきますので、LJL Season2の応援を宜しくお願いします!

編集部より

AKIBA PC Hotline!では、「eスポーツを観戦する」ことにフォーカスした新コーナー「eスポーツWatch」を開始しました。現在の盛り上がりの中心となっている、League of Legendsをメインに、選手たちの戦いとドラマをお届けします。チームのインタビューや観戦ガイドなど、eスポーツを楽しく見る情報満載でお届けしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

[写真提供 株式会社SANKO]

(AKIBA PC Hotline!編集部)