eスポーツWatch

eスポーツ結果レポート:RPGがFMを制す、再び単独首位へ

~LJL2015 SEASON2 ROUND5試合結果~

第1試合は同率首位同士、DetonatioN FocusMeとOzone Rampageの激戦となった
ライバルDetonatioN FocusMeを倒し、再び単独首位となったOzone Rampage

 League of Legendsの「eスポーツ」日本独自リーグ「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015」(以下LJL)シーズン2。参加する6チームが総当たりで戦う全10ラウンドも、今週のラウンド5で折り返し地点となった。

 一番の注目カードであった同率1位のOzone Rampage(以下RPG)とDetonatioN FocusMe(以下FM)の直接対決は、RPGの勝利となった。その他2試合の結果は、Immortals 7th heaven(以下7h)とRabbitFive(以下RF)がそれぞれ勝利している。

 ランキングは4勝目をマークしたRPGが単独 1位、7hは勝利数では4勝でPRGと並んでいるものの、ペナルティ1が加算され2位となっている。また、1位だったFMと4位だったRFが同率3位で並び、プレイオフ争いは混戦の様相を呈している。

 では、それぞれの試合について詳しく見ていこう。

ラウンド3試合結果
Ozone Rampage ○―× DetonatioN FocusMe
Immortals 7th heaven ○―× CROOZ Rascal Jester
ApeX R Gaming ×―○ RabbitFive
【ランキング(ラウンド5終了時点)】
順位(前日まで)チーム名勝数-敗数
1位(→)Ozone Rampage4-1
2位(Immortals 7th heaven4-1(ペナルティ1)
3位(DetonationN FocusMe3-2
3位(RabbitFive3-2
5位(→)CROOZ RascalJester1-4
6位(→)Apex R Gaming0-5(ペナルティ3)

第1試合:Ozone Rampage(○) vs DetonatioN FocusMe

激しい戦いを勝ち抜いたのはOzone Rampage。写真はOzone RampageがDetonatioN FocusMeを全滅させた瞬間。
シーズン2開幕戦から強さを見せつけているOzone Rampage。この日の勝利でランキング単独1位に躍り出た。

 ランキング同率1位の2チームが、単独1位を目指して対決。

 両チームとも昨年からLJLに参戦している「ベテランチーム」であり、外国人選手の加入で戦力強化を図った「国際化組」でもある。まさにライバルチーム同士の対決という名にふさわしい、熱い戦いが繰り広げられた。

 試合序盤から激しいレーン戦が繰り広げられた第1試合。一方がオブジェクトを取ればもう一方はキルを取るといった形で、全体のCS差はほぼない状況。試合中盤、RPGがやや優位に立つものの、なかなか決めきれない展開に。しかし試合終盤、RPGがバロンやタワーを獲得すると、39分にはインヒビターを2つ破壊。FMは集団戦でも全滅させられ万事休す。直接対決を制したのはRPGとなった。

 勝利したRPGは、単独1位に躍り出た。一方のFMは3勝2敗で3位に転落、RFが同率で並んでいる。また、対戦成績で負け越しているRPGは巻き返しを図り、前シーズンとは違った強さを見せつけた格好だ。

第2試合:Immortals 7th heaven(○) vs CROOZ Rascal Jester

試合中盤ごろまでは、両チームがオブジェクトを奪い合う一進一退の攻防が繰り広げられた。
4連勝目をあげ絶好調のImmortals 7h heaven。ランキング争いでも単独2位に浮上した。

 現在3連勝中で勢いに乗る7hと、現在3連敗中で低迷しているRJ。プレイオフ進出のためにはラウンド5でかならず勝利して望みをつなげたい2チームの、絶対に譲れない戦いとなった。

 試合序盤、RJが2度の青バフスティールで積極的なプレイを見せるものの、その後は両チームがオブジェクトを奪い合い、25分ごろまで2000ゴールド差前後で推移する展開に。試合が大きく動いたのは32分。7hが集団戦で圧勝し、オブジェクトを次々に獲得。1万ゴールド差がつき、RJは苦しい状況に。試合開始43分、7hが集団戦の勝利から一気に攻め込みネクサスを破壊。7hが勝利し、連勝を4に伸ばした。

 これにより、7hはランキングをひとつ上げて2位に浮上。一方のRJは5位にとどまったが、痛い4連敗を喫した。また、両チームの対戦成績は3:0となり、7hがRJ戦での強さを示した。

第3試合:ApeX R Gaming vs RabbitFive(○)

試合開始10分でミッドタワーが折れるなどスピーディな展開かと思いきや、ApeXの粘りのプレイで40分を超える長丁場となった。
この日の勝利で見事3位に浮上したRabbitFive。今後台風の目となれるのか、注目のチームだ。

 RFとしては、プレイオフ争いに食い込むためには、勝利が必須である。一方、ApeXとしてはここで敗北となれば全チームに敗北という厳しい結果になるため、何としても勝利して一矢報いたいところである。

 序盤にRFが次々とキルを決め、試合開始10分で早くもミッドタワーを破壊。ボットから試合を動かしたいApeXも、ガンクを決めるなどでチャンスを拾う。しかしRFが次々とオブジェクトを獲得し、気づけば1万ゴールド差に。その後5ドラゴンを獲得したRFが、集団戦から一気にたたみかけインヒビター、バロンを獲得。これまでで一番の粘りのプレイを見せたApeXだったが、最終的にRFが勝利を果たした。

 勝利したRFは3勝目をマークし、3位に浮上。FMと同率で並んでいる。一方、全チーム相手に敗北となったApeXは5連敗となり、苦しい戦いを強いられている。

ラウンド6は来週6月20日(土)

 リーグの折り返しの最初となるラウンド6は、6月20日(土)18時から。

 対戦カードは開幕戦の再来で、第1試合がApeX 対 RJ、第2試合が7h 対 FM、第3試合がRF 対 RPG。

 好調なRPGとRFの直接対決が第3試合に行われる上、結果によっては1~4位の順位がかなり混沌とする可能性もある。依然として目が離せない戦いになりそうだ。

編集部より

AKIBA PC Hotline!では、「eスポーツを観戦する」ことにフォーカスした新コーナー「eスポーツWatch」を開始しました。現在の盛り上がりの中心となっている、League of Legendsをメインに、選手たちの戦いとドラマをお届けします。チームのインタビューや観戦ガイドなど、eスポーツを楽しく見る情報満載でお届けしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

[写真提供 株式会社SANKO]

(AKIBA PC Hotline!編集部)