全国出張!自作PCまつり
インテルのスティック型PCが福岡で国内初披露、「国内発売」も明言
「福岡自作まつり」レポート、福岡ご当地PCは「アレ」……
(2015/3/11 12:05)
2月28日(土)、弊誌とDOS/V POWER REPORTの共同イベント「全国出張!冬の自作PCまつり」の第2回を福岡にて開催しました。
会場はツクモ福岡店、主催はインプレス、後援はインテル。
イベントでは、インテル、NVIDIA、Adobeといったメーカー各社が最新情報を披露したほか、「改造バカ」こと高橋 敏也氏による「福岡ご当地PC」や、テクニカルライター 加藤 勝明氏による小型ゲーミングPCの自作例の紹介、そして弊誌編集長やDOS/V POWER REPORT副編集長も参加する座談会など、盛りだくさんの内容でお届けしています。
特にインテルのセッションでは、同社初のスティック型PC「Compute Stick」を国内初披露。「国内向けの発売予定があること」なども説明。内部の基板も公開した。
以下、その模様を解説していこう。
インテルの「スティック型PC」を国内初披露Broadwell版Core i5のNUCも解説
さて、イベントで最も注目できたのがインテルのスティック型PC「Compute Stick」の国内初披露。
今年のCESで「3月投入予定」と説明された製品で、TVなどのHDMIコネクタに直接差し込み、Micro USB経由で電源を供給することで動作する。公表されている仕様はBay TrailのAtom、2GBのメモリ、32GBのストレージなど。
会場では、インテル牧野氏のセッションで「ほぼ製品版」とされるサンプル品を披露。
動作デモこそ行わなかったが、国内発売の予定があることや「インテルでは初のOS入り製品」であることなどを紹介した。ちなみにこの製品、内部には冷却ファンが搭載されており、熱に対する対策もされているという。周辺機器との接続はBluetoothやUSBが想定されている。
国内での価格は明言されていなかったが、CESでは「Windows 8.1 with Bing搭載モデルが149ドル」と公表されている。
このほか、牧野氏のセッションではBroadwell版Core i5を搭載したNUCやLGA2011-v3プラットフォーム、エンタープライズ向けを含む同社製SSDの解説が行われ、インテル製品を様々に確認できるセッションとなっていた。
福岡の「ご当地PC」は「一の谷兜」黒田長政を彷彿と………する?
一方、イベントの目玉の一つである「ご当地PC」だが、福岡でピックアップしたのは福岡藩の初代藩主、黒田長政が愛用していた兜「一の谷兜」。
出来映えのは右の通り(笑。判断は読者の皆さまにゆだねるが、もちろんこれでキッチリ動作する。
ちなみに、白いマザーボードはSABERTOOTH Z97 MARK Sを利用。兜のベースには自転車用のヘルメットを流用している。
このPCの詳細は2月末発売のDOS/V POWER REPORT 3月号でも紹介中だ。
NVIDIAやAdobeもセッション実施「メタルギアソリッドV」のバンドルキャンペーンやCM編集の裏側を紹介
また、メーカーセッションとしては、NVIDIAとAdobeがセッションを実施。
NVIDIAが最新GPUコア「Maxwell」や同社が実施している「メタルギアソリッドV」のバンドルキャンペーンを解説したほか、Adobeは映像制作会社の「空気株式会社」とともに登壇、プロの映像編集現場におけるCPUの必要性などを説明した。
小型PCのセッションや座談会も……
このほかのイベントの様子は以下の通り。
テクニカルライター、加藤 勝明氏のゲーミングPC自作法の解説や、NUCやSSDを賞品にしたじゃんけん大会、ショップによる記念キャンペーンなども行われている。
次回は京都!
さて、この「自作PCまつり」。第3回となる3月はドスパラ京都店で開催予定。
現在確定している内容は、こちらにて掲載していますが、より詳しい内容も順次告知していきます。
「ご当地PC」やじゃんけん大会はもちろん、ニコ生での生中継なども予定していますので、京都のみなさま、そして京都以外のみなさまもよろしくお願いいたします。