全国出張!自作PCまつり
札幌のご当地PCは「雪冷PC」、雪だるまの腹に雪を投入…
~札幌の「冬の自作まつり」は大盛況でした~
(2015/1/26 12:10)
17日(土)、弊誌とDOS/V POWER REPORTの共同イベント「全国出張!冬の自作PCまつり in 札幌 ~AKIBA PC Hotlline!があなたの街にアキバをデリバリー~」(主催:インプレス/後援:インテル)を、北海道は札幌にて開催しました!
今回のイベントでは、「改造バカ」こと高橋 敏也氏が作った「ご当地PC」を披露したほか、インテル、WesternDigitalのスタッフが両社製品の最新情報を紹介、さらにテクニカルライターの加藤 勝明氏が4K時代のゲーミングPC自作法を語るなど、盛りだくさんでお届けしました。
会場となったJR札幌駅前の「DEPOツクモ札幌駅前店」には、延べ約500人の来場者があり、アキバのイベントにも負けない盛況ぶり。
色々あって(後述)、記事の公開は今日になってしまったが、気を取り直して、当日の様子をお届けしよう。
改造バカの「ご当地PC」は雪で冷却!
さて、このイベントの目玉の一つは「ご当地PC」。
まさに改造バカの面目躍如といえそうなネタだが、当日登場したのは写真の「雪だるま」。もちろん「単なる雪だるま」というわけではなく、なんとCPUを雪で冷やす「雪冷」だ。
腹の穴に雪を入れ、雪でCPUが冷えることでPCが無事に動作する、という抜群のネタ感で、もちろん雪がないとオーバーヒート(笑
この穴の正体はCPUに取り付けられたアルミ升で、極冷で使われる升と同じ構造。
ちなみに、CPUで暖まった雪はどんどん溶けるので、動かし続けるためには蒸気機関車の石炭よろしく雪をどんどん入れる必要がある。長時間の連続動作を見ると、懐かしい気分になりそうだし、ドライアイスなどを入れればオーバークロックにも使えそう(笑
ベースになっているのはNUCで、ちゃんと直立するように重りなども内蔵している。
なお、このPCの詳細は29日発売のDOS/V POWER REPORT 3月号でも紹介予定だ。
インテル、WesternDigitalのセッションではあまり聞けない新情報も
一方、インテルやWesternDigitalのセッションでは秋葉原でも公開されていない新情報も飛び出し、初心者からマニアまで幅広く楽しめるセッションになっていた。
まず、インテルのセッションで注目できるのは、NVM Expressにも対応するというPCIe対応、データセンター向けのSSD「DC P3700シリーズ」の解説。
PCI Express 3.0に対応し、リード2,800MB/sの公称速度を持つという同シリーズは「実際のデータセンターの運用に向けてチューニングした」そうで、データの保護機能やCPU直結によるレイテンシの低さもウリという。インテルのセッションでは、このほかCPUなども解説されている。
また、WesternDigitalのセッションではBlue/Green/Black/Red/Purpleの5色のHDDの選び方が解説されたほか、この5色の中にないTV録画向けHDD「WD AV-GP」の本格的な解説が行われた。
ちなみにこの「WD AV-GP」、監視機器向けのPurpleとは想定するストリームの本数などが違う(Purpleは最大32台を想定した設計になっているという)、BlueやGreenとは24時間動作の保証などが違うとのことで、それぞれの違いを注目した選び方がポイントになると説明している。
ゲーミングPCのセッションや座談会も……
このほかのイベントの様子は以下の通り。
テクニカルライター、加藤 勝明氏のゲーミングPC自作法の解説や、NUCやSSDを賞品にしたじゃんけん大会、ショップによる記念キャンペーンなども行われてます。
帰るの、大変でした(笑第2回も実施決定、たぶん南の方…でやります!
………というところまでがイベントレポート編。
この後、スタッフのほとんどは東京に帰るわけですが、イベント終了後の札幌は一面の吹雪(笑
近郊のJRが止まったと思ったら飛行機も欠航、翌日に振り替えた飛行機も飛ばず。結局、東京に帰ってきたのが19日月曜日の夕方という(汗
スタッフの間では「雪を不真面目に扱ったたたり」説も出てますが(笑、とりあえず「大成功だったから第2弾やろう!」という方向でただいま計画中。
今度は南のほうがいいなぁ………と思いつつ、前回のアンケート結果とにらめっこして検討してます。
日時と場所は近日中に告知できると思いますので、ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。