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消去速度は250MB/s、作業ログの出力も可能なHDDコピー・消去マシン「これdo台SAS」

(6/28 19:47更新)店頭在庫が入荷、販売開始。

 SAS HDDにも対応したセンチュリーのデータコピー・消去マシン「これdo台SAS(KD25/35SAS)」が発売された。入荷したツクモパソコン本店IIでは、消去ログを印刷できるオプションのプリンタ「イレースログ出力プリンター(Printer for KD25/35)」も在庫販売している。店頭価格は順に税込98,000円、税込19,800円。

「米国防総省規格の拡張版」など5種類の消去モードを装備

 これdo台SASは、HDD/SSDのデータのコピーや消去が可能な機器。消去の機能が充実しており、廃棄する際に重要なセキュリティレベルや、消去スピードが異なる5種類のモードが用意されている。

 例えば「クイック消去」モードは、HDDのインデックス部分を消去するだけなので、セキュリティレベルは「低」だが、高速消去が可能。一方、セキュリティレベルが「最高」とされた「7回消去」モードでは、「00」「FF」や乱数を書き込んで計7回の消去が行なわれる。同社によればこのモードは「米国防総省規格の拡張版」という。

 本体の両サイドにはSATA/SASコネクタが各1基装備(計2基)。2台のHDDを最高250MB/sの高速で同時に消去できるほか、2台を個別に消去することが可能。個別の場合は、一方のHDDが処理中でも、消去が終了したもう一方のHDDを取り外して、新たに処理を開始できる。

 また、消去したHDDの型番や、処理の開始・終了時間などのログを出力する機能も備えている。別途用意したUSBメモリを接続して、ログのテキストデータを保存できるほか、オプションのプリンタを接続すればログを印刷することが可能。USBメモリにはコピー・消去処理のログが、プリンタには消去処理のログが出力できる。

 コピー機能は、HDDの内容をまるごと別のHDDにコピーする「HDD/SSDまるごとコピー」や、「システム&ファイルコピー」「パーティションコピー」が用意されている。

 本体サイズは幅195×高さ37×奥行き93mm(突起部を除く)。重量は約700g。付属品はSATA/SASケーブル(2本)、IDE-SATA変換アダプタ「KDA-IDE」(1個)、HDD設置用パッド(2枚)、ACアダプタなど。

 なお、昨年2月に発売されたモデル「これdo台ERASE(KD25/35ERS)」には、4基のSATAコネクタ(SAS非対応)が装備されており、またプリンタが標準で付属している。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]