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Raspberry Piにハイレゾ再生などを追加、拡張ボード「Apple Pi」が発売

 Raspberry Piにハイレゾ再生機能などを追加するビット・トレード・ワンの拡張ボード「Apple Pi」が発売された。液晶ディスプレイや6色のスイッチ、各種センサーも搭載されている。

 ラインナップは、完成品「ADCQ1608P」と、自作向けの部品セット「ADCQ1608K」の2種類。マニュアルや、自作時に必要な基板は含まれておらず、雑誌「トランジスタ技術」を購入する必要がある(詳細は後述)。店頭価格は完成品が税抜き6,980円(税込7,539円)、部品セットが税抜き5,480円(税込6,459円)。

 販売ショップはツクモパソコン本店II

CQ出版の月刊誌「トランジスタ技術」との連動企画製品、同誌の購入が必要

 Apple Piは、超小型ボードコンピュータのRaspberry Piに、様々な機能を追加する基板。目玉はハイレゾ音源の再生機能で、基板には384kHz/32bit対応のD/Aコンバータが搭載されている。

 このほか基板には、液晶ディスプレイ(8文字×2行)、色分けされた6つのスイッチ、2つのLED、赤外線(送受信)、温度/湿度/気圧センサーといった多くの機能が搭載されており、同社は「Raspberry Piで様々なIoT実験が可能」としている。

 対応するRaspberry Piボードは、Raspberry Pi Model B+、Raspberry Pi 2 Model B、Raspberry Pi 3 Model Bで、Raspberry Pi純正ケースへの収納も可能。RCA端子を持つRaspberry Piボードの場合は、部品が干渉するため接続できないという。

 なお、Apple Piは、9日(土)に発売されるCQ出版の月刊誌「トランジスタ技術」(2016年8月号)との連動企画製品とされている。

 Apple Piの基板は同誌の付録となっており、部品セットで自作する際は、同誌を購入する必要がある。部品セットには基板は含まれていないので要注意だ。

 また、完成品、部品セットともマニュアルが付属しておらず、詳しい使用方法については同誌を参照してほしいとされている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]