リード最大3,500MB/s、V-NAND採用のNVMe SSD「960 PRO」がデビュー

　Samsung製M.2 SSDの新製品「SSD 960 PRO」「SSD 960 EVO」が発売された。

　ラインナップは、上位モデルのSSD 960 PROが、512GB（MZ-V6P512B/IT）、1TB（MZ-V6P1T0B/IT）、2TB（MZ-V6P2T0B/IT）の3種類、下位モデルのSSD 960 EVOが、250GB（MZ-V6E250B/IT）、500GB（MZ-V6E500B/IT）、1TB（MZ-V6E1T0B/IT）の3種類。

　16日（金）開店時点で在庫を確認したのは、960 PROの512GB、960 EVOの500GB、1TBの各モデル。店頭価格（以下、税込表記）は順に39,800円前後、29,800円前後、59,800円前後。

　販売ショップはパソコンショップ アーク、ツクモパソコン本店II、ツクモeX.パソコン館、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、オリオスペック、ドスパラパーツ館、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館、ソフマップ 秋葉原 本館。

V-NAND採用のNVMe SSD、ラベルには銅箔が含まれており、放熱性を高める効果あり

　SSD 960 PRO/EVOは、Samsungの3次元NANDフラッシュ「V-NAND」を採用したM.2 SSD。インターフェイスはNVMe 1.2（PCIe 3.0 x4）。

　V-NANDによる高いパフォーマンスと耐久性が特徴で、SSD 960 PROではシーケンシャルリード3,500MB/s、ライト2,100MB/s、SSD 960 EVOではシーケンシャルリード3,200MB/s、ライト1,900MB/sを公称。TBW（総書き込み容量）はSSD 960 PROが1,200TB、SSD 960 EVOが400TBとされている（いずれも最大値）。

　搭載コントローラはSamsung製の「Polaris」（5コア）。キャッシュメモリはLPDDR3で、SSD 960 PROの2TBモデルには2GBの大容量キャッシュが搭載されている。

　また、基板には「ヒートスプレディングラベル」が貼付。ITGマーケティングによれば、このラベルには銅箔が含まれており、放熱性を高める効果があるという。このほか、SSDの温度を監視し、熱によるトラブルを防ぐ「ダイナミックサーマルガード」も搭載されている。

　本体サイズは80.15×22.15×2.38mm（Type 2280）。保証期間はSSD 960 PROが5年間、SSD 960 EVOが3年間。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]