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UHD BD再生対応の最高級ドライブ「BDR-S11J-X」がデビュー、パイオニア製

実売3万円越え、下位の「BDR-S11J-BK」も発売

BDR-S11J-X

 UHD BD再生対応のパイオニア製5インチBDドライブ「BDR-S11J-X」「BDR-S11J-BK」が発売された。再生環境のスペックが高く、4KディスプレイのほかKaby Lake世代のCore i7/i5などが必要とされている。

 店頭価格は順に税込32,190~35,320円前後、税込21,390~22,040円前後。販売ショップはドスパラパーツ館ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店IIパソコンショップ アークパソコン工房 秋葉原BUYMORE店

 上位のBDR-S11J-Xは、「極限を目指した」(同社)というプレミアムモデルで、本体は振動の低減、放熱性の向上、レーザー乱反射の抑制といった効果を高めるという「オールブラック筐体」を採用してほか、低抵抗のフラットケーブルや防振材、銅メッキネジの採用により、ノイズや振動を低減しているという。

UHD BD再生時に必要なPCのスペックは高め、音楽CDに特化した独自機能もあり

左がBDR-S11J-X
UHD BD再生対応
左がBDR-S11J-X
左がBDR-S11J-X
BDR-S11J-X
BDR-S11J-BK

 これらは、Blu-rayディスク、DVD、CDのリードとライトに対応した、5インチベイサイズの内蔵型ドライブ。接続インターフェイスは6Gbps SATA。

 4Kコンテンツを収録した光学メディアのUHD BD(Ultra HD Blu-ray)に、製品として対応したのが特徴。CyberLink製再生ソフト「PowerDVD14」が付属しており、ドライブ本体とあわせてPCに組み込んで、UHD BDのほかBD、DVD-Videoを視聴できる。

 ただし、UHD BD再生時に必要なPCのスペックが高い点に要注意。4Kディスプレイ(解像度3,840×2,160ドット以上)に加え、CPUは第7世代Core i7/i5シリーズ、メモリ容量は6GB以上、マザーボードはIntel SGX(Software Guard Extensions)対応のIntel 200シリーズチップセット搭載モデルが必要とされている。対応OSはWindows 10。

 なお、同社は、UHD BDの再生に対応しているかどうかを確認できるツールを、後日Webサイトに掲載するとしている。

 音楽CDに特化した独自機能も用意。傷や汚れのあるCDのリード性能を向上させる「PureRead 4+」、CD本来の音質で再生する「RealTime PureRead」、CDの再生品質を4段階(A~D)で表示したり、低品質CDへの対処方法を表示したりする「オーディオCDチェック機能」(BDR-S11J-Xのみ)などが搭載されている。
 本体サイズは幅148×高さ42.3×奥行き181mm。質量は740g。バッファサイズは4MB。最高ライト速度はBD-R 16倍、BD-RE 2倍、DVD-R 16倍、DVD-RW 6倍、CD-R 40倍、CD-RW 24倍など。バッファサイズは4MB。

 付属ソフトは、BD/DVD再生「PowerDVD14」、ビデオ編集「PowerDirector 14」、オーサリング「PowerProducer 5.5」、ライティング「Power2Go 8」など。

[撮影協力:ドスパラパーツ館パソコンショップ アークツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店II]