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AMDのハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」が発売、実売77,300円から

簡易水冷タイプの推奨電源容量は1,000W

(8/22 2:00更新)ソフマップとビックカメラ通販でも販売中。
(8/21 11:40更新)販売スタート。
初出日時 8/21 0:00
空冷仕様の標準モデル

 AMDの新ハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」を搭載したビデオカードが各社から登場、21日(月)11時に発売が解禁された。

 今回登場したのは、リファレンス仕様のモデルで、ブランド以外に違いは無い。ラインナップは空冷タイプ(標準モデルとメタルボディデザインの限定モデル)、簡易水冷タイプの計3種類。店頭価格は空冷タイプが税込77,300~79,700円前後、簡易水冷タイプが税込91,260~92,700円前後。各モデルとも、購入特典としてゲームクーポンが付属している。

 販売ショップはツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店。各店にはGIGABYTE、HIS、PowerColor、SAPPHIRE、玄人志向の各モデルが入荷している。ただし、予約分で売り切れというショップも多い。このほか、ソフマップドットコムビックカメラ.comでも、SAPPHIREの空冷/標準モデルの販売が始まっている(価格は税込88,560円,ポイント還元10%)。

 なお、今回のモデルは販売ショップが、パソコン工房ツクモPCワンズなど一部に限定されており、21日(月)時点で店頭入荷の予定が無いショップも多い。購入を検討している人は注意したほうがいいだろう。

推奨電源容量は空冷タイプが750W、簡易水冷タイプは1,000W

 Radeon RX Vega 64は、Vegaアーキテクチャを採用したデスクトップPC・PCゲーミング向けのGPU。

 64基のコンピュートユニットを搭載するほか、第2世代の広帯域グラフィックスメモリ「HBM2」を装備し、高解像度でのDirectX 12対応ゲームやVRにおいて「爽快なパフォーマンス」を実現するとしている。Vulkan APIや、HDR対応リフレッシュレート同期技術のFreeSync 2などもサポートする。

 リファレンスカードの主なスペックは、コンピュートユニット数が64、SP数が4,096、テクスチャユニット数が256、GPUクロックがベース1,247MHz、ブースト1,546MHz、搭載メモリがHBM2 8GB(2,048bit)、メモリクロックが945MHz(データレート1.9Gbps)、カード消費電力が295W、推奨電源容量が750W。

Radeon RX Vega 64
空冷仕様の限定モデル
空冷タイプの動作環境
空冷タイプの製品パッケージ
購入特典のゲームクーポン

 また、GPUクロックを高めた水冷タイプのリファレンスカードも用意される。GPUクロックはベース1,406MHz、ブースト1,677MHz。ただし、カード消費電力が345W、推奨電源容量が1,000Wと、電源ユニットに要求されるスペックが高い点には注意が必要だ。

簡易水冷モデル
簡易水冷タイプの動作環境
簡易水冷タイプの製品パッケージ
空冷タイプ
GIGABYTE GV-RXVEGA-8GD-B(標準モデル)
GIGABYTE GV-RXVEGA64SIL-8GD-B(限定モデル)
HIS HS-VEGR8SSNR(標準モデル)
HIS HS-VEGR8FSNR(限定モデル)
SAPPHIRE 21275-02-20G(標準モデル)
SAPPHIRE 21275-01-20G(限定モデル)
PowerColor AXRX VEGA 64 8GBHBM2-3DH(標準モデル)
玄人志向 RD-RXVEGA-E8GB/HBM2/BK(標準モデル)
簡易水冷タイプ
GIGABYTE GV-RXVEGA64X W-8GD-B
HIS HS-VEGR8DSNR
PowerColor AXRX VEGA 64 8GBHBM2-3DHW
SAPPHIRE 21275-00-40G

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]