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自作イベント「冬の陣」レポート【小型PC編】
Trinityベースの小型PCが展示、「ワニ革風NUC」も

 自作PCの大型イベント「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣」が15日(土)から16日(日)の日程で始まった。主催はユニットコムで、会場はベルサール秋葉原。

 会場では多くのメーカーが展示を実施、新製品をアピールしているほか、出展メーカーのプレゼンテーションや、アイドルグループなどによるライブも開催されている。

 まずは、会場で注目できた小型PC関連の話題を紹介しよう。

Trinity搭載の小型PCをSapphireが展示

 まず注目できるのが、Trinityを搭載したSapphireの小型PC「MINI PC EDGE VS8」。

 サイズは、薄型の外付け光学ドライブと同程度で、APUにはクアッドコアのA8-4555M(1.6GHz)を搭載。デモなどは行われていなかったが、同APUによる高いGPU性能をアピールしていた。

 発売は来年で、2GB×2のメモリと500GBのSATA-HDDを標準搭載。無線LANやBluetooth 3.0も用意されている。画面出力はHDMIとMini Display Portの2系統。VESAマウンタも付属する。

NUCケースにもバリエーションワニ革風など

 最近話題のNUCについては、Intelがアピール。

 同社の「自作コーナー」では、木目調やワニ革風などIntel純正キットの天板を加工した4種類が展示されていた。これらはいずれも金属加工業者に依頼したもので、金属の素材を活かしつつ、なかなか凝った加工がされていた。なお、これらはあくまでもサンプルで発売の予定はないが、「将来、他社から販売される可能性も考えられる」(スタッフ)とのこと。

 また、Kinect+NUCの体験コーナーには窓辺姉妹のあしらったキットも展示されている。

 このほか、同社の解説セッションでは「HMDと併用して新幹線内で使う」など新しい使い方も提案されている。

液晶スタンド型のPCケースも展示中

 「省スペース」という点では、液晶スタンド型のPCケース「KZ-100」を恵安が展示。

 液晶スタンド型のPCケースにVESAマウントを搭載、別途用意する液晶ディスプレイと一体化できる、という製品で、マザーボードはMini-ITXなどに対応。液晶ディスプレイは3.5~5.5kgのものが接続可能。

 搭載するドライブベイは、薄型光学ドライブベイと2.5インチSSDベイが各1つ。電源は180W。発売時期や予価などは未定。