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モバイルバッテリーになる無線ストレージに新モデル

5,000mAh+SDカード

 スマートフォン向けのワイヤレスストレージとして、またモバイルバッテリーとしても利用できる多機能なデバイス「DashDrive Air AE400」(以下AE400)がA-DATAから発売された。

 実売価格は7,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ワイヤレスストレージとモバイルバッテリーを統合した製品は、ピクセラの「PIX-FS200-32」が発売されているが、今回の製品は内蔵メモリがなく、代わりにUSBメモリやSDカードを利用できるのが特徴。こうした製品の選択肢が増えてきた、と言えそうだ。

USBメモリやSDカードをワイヤレスストレージとして活用可5,000mAhのモバイルバッテリーとしても

 AE400は、無線LANアクセスポイント(IEEE 802.11b/g/n)や、USBストレージ・メモリカードリーダー、バッテリーの3つの機能を持ったモバイル向けガジェット。

 本体側面にUSB AポートとSDカードスロットを備えており、接続したUSBメモリ/HDD・SDカードに、スマートフォンなどからワイヤレスでアクセスできる。ただし、対応ファイルシステムはFAT32、exFATの2種類とされる。HDDを接続する際は注意が必要だ。

 スマートフォンからのアクセスには、無料の専用アプリ「DashDrive Air Elite」を使用する。対応OSはiOS 5.0以上、Android 2.3以上。また、代理店のマスタードシードによれば、USBストレージとSDカードを同時に接続して使用することはできないという。

 そして、モバイルバッテリーとしての機能も搭載。前述のUSB Aポートにスマートフォンなどの機器を接続して、充電が行なえる。内蔵バッテリーはリチウムポリマー電池で、容量は5,000mAh。

 内蔵バッテリーへの充電はMicro USBポート経由で行なう。また、PCからこのMicro USBポート経由でデータ転送も行なえる。

 本体サイズは奥行き80×幅59×高さ21mm、重量は128g。

 なお、ストレージ機能とバッテリーを併せ持ったモバイルガジェットとしては、ピクセラの「PIX-FS200-32」も発売されているが、今回のAE400はPIX-FS200-32にはないUSBストレージ・SDカードへのアクセス機能を備えているのがメリット。一方、PIX-FS200-32は、AE400にはない容量32GBの内蔵ストレージを持っている(64GBモデル「PIX-FS200-64」もある)。

 また、バッテリー容量はAE400が5,000mAh、PIX-FS200-32が3,000mAhだが、重量はPIX-FS200-32のほうが約100gと少ない。用途やスタイルに応じて、こうしたスペックを見比べてうまく選択したいところだ。

[撮影協力:パソコンハウス東映]

A-DATA DashDrive Air AE400