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DDR3が3GHz到達目前、DDR3-2933メモリが発売に
8GB×4枚セットは約19万円
(2013/6/21 15:35)
デスクトップPC用メモリの最速が久々に更新、G.SKILL製DIMM「TridentX」シリーズのDDR3-2933対応モデルが発売された。実売価格は4GB DIMM 2枚セット「F3-2933C12D-8GTXDG」が45,900円、8GB DIMM 4枚セット「F3-2933C12Q-32GTXDG」が189,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
このほか、同シリーズの新モデルとして、DDR3-2800対応の8GB DIMM 2枚セット「F3-2800C12D-16GTXDG」なども発売されている。
DDR3メモリ最速、3GHzオーバー目前
これまでに店頭販売を確認した最高クロックのDDR3メモリは、DDR3-2800対応モデル。同モデルが初登場したのは2012年7月下旬で、約11ヶ月ぶりに最高クロックが更新された。
近年の最高クロックの更新は、DDR3-2500→DDR3-2666→DDR3-2800→DDR3-2933と、166MHzまたは133MHzずつの上昇で、このペースならいよいよ次は3GHzオーバーとなる。
レイテンシや電圧などのスペックは両製品共通。2,933MHz動作時のレイテンシは「12-14-14-35-2N」、電圧は1.65Vとされている。SPDに記録されているスペックはクロック1,333MHz、電圧1.50V。Intel XMPにも対応する。
また、パッケージに貼付されているラベルで、第4世代CoreシリーズCPUやIntel Z87 Expressチップセットへの対応がうたわれているほか、Webサイトの製品情報には動作確認済みマザーボードのリストも掲載されている。
ただし、販売ショップのOVERCLOCK WORKSによれば、今回のような高クロックのメモリを動作させるのは難しいという。同店は、「DDR3-2800以上での動作は非常にシビアで、CPU・マザーともOC耐性の高い個体が必要」「リストにあるマザーでも個体により動作しない可能性がある」などとしている。
[撮影協力:OVERCLOCK WORKS]