SeagateのハイブリッドHDD「SSHD」に3.5インチ版登場

（8/24 21:24更新）コントローラなどの基板写真を追加。

　SSDとHDDを組み合わせたSeagate製ハイブリッドHDDの3.5インチモデル「Desktop SSHD」が発売された。実売価格は容量1TBモデル「ST1000DX001」が9,980円前後、2TBモデル「ST2000DX001」が12,980円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

容量8GBのNANDフラッシュを搭載

裏面の様子

右が1TBモデル

基板（ツクモeX.パソコン館のスタッフが自腹で購入したもの）

搭載しているNANDチップ

　SSHDは、NANDフラッシュとHDDを組み合わせることで、SSDの高速性とHDDの大容量を両立、コストパフォーマンスを高めたという6Gbps SATA対応ストレージ。

　3月にはノートPC向けの2.5インチモデル「Laptop SSHD」が発売されているが、今回のDesktop SSHDはデスクトップPC向けの3.5インチモデルで、2.5インチモデルにはなかった容量2TBモデルが用意されているのが特徴だ。

　パフォーマンスに関するスペックも2.5インチモデルより高い数値が提示されており、ドライブ全域の平均リード速度が158MB/s、NANDフラッシュ部の平均リード速度が190MB/sとされている（2.5インチモデルでは「平均データ・スループット100MB/s」とされていた）。

　搭載NANDフラッシュはMLCタイプで、容量は8GB。容量64MBのDRAMキャッシュも搭載する。ヘッド/ディスク数は、1TBモデルが2/1、2TBモデルが4/2。本体の高さは、1TBモデルが20.17mm、2TBモデルが26.11mmと、1TBモデルのほうが約6mm薄くなっている。

　消費電力は、1TBモデルが動作時5.9W、アイドル時3.3W以下、スタンバイ時0.9W、スリープ時0.8W、2TBモデルが動作時6.7W、アイドル時3.9W以下、スタンバイ時0.9W、スリープ時0.8W。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とドスパラパーツ館とツクモパソコン本店II]