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ペット向け?距離を推測できる「もの探しタグ」が販売中

Bluetoothの信号品質を利用

 「ペット向けにも使える」とうたうBluetooth 4.0の小型タグ「StickNFind」がアキバのショップで販売中だ。技術的には、おおまかな距離を測定できるのが特徴。

 販売されているのは、タグが2個ついたパッケージで、実売価格は6,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

Bluetoothの信号品質で距離を推測ただし「m単位」は不可

距離を推測するのに使う「RADAR」画面。一見すると方向も識別できるように見えるが「おおまかな距離を確認するためのもの」(メーカー)で、方向に大きな意味はない模様
対応スマートフォン

 この製品は、ほぼ500円玉大(直径24mm/重さ4.5g)のBluetooth 4.0タグ。

 iPhone/Androidの対応アプリと組み合わせて使う製品で、スマートフォン - タグ間のおおまかな距離を測定できるのが大きな特徴。「電波の範囲内にあるかどうか」を判定するBluetoothタグはこれまでにもあったが、おおまかとはいえ「距離」を判定できる製品は珍しい。

 ただし、この「距離」はBluetoothの信号品質で測定したもので、表示もその信号品質に基づいた推測値。具体的に「何mぐらい」と表示されるわけではないので要注意。ただし、複数タグを同時利用できるため、基準となるタグを使い、相対的に推測することはできる可能性がある。

 タグと通信できるのは最大45m(パッケージより/英語版Webサイトでは30mという表記もある)で、測定できるのも当然この範囲内となる。

 メーカーのStickNFind Technologiesでは、「おおまかな距離を測定できる」という特徴を活かせる機能として、「ペットにつける」という利用法もアピールしており、指定距離以上離れたらアラームを出す「バーチャルリード」機能も用意されている。

 また、こうした製品の基本機能である「もの探し」については、同社が「RADAR」と呼ぶ距離付きの探知画面が用意されているほか、離れた際にアラームを通知、忘れ物防止とすることや、「最後にタグを検出した場所」を地図上に表示する機能なども搭載している。

 ちなみに、このRADAR画面は、一見すると方向も識別できるように見えるが「おおまかな距離を確認するためのもの」(同社)で、方向を識別するためのものではないという。

 対応しているスマートフォンはBluetooth 4.0に対応したiOS機器(iPhone 4S以降など)やGALAXY S3/S4/Note IIなどのAndroid機器。

 タグの電池はコイン型のCR2016で、1日30分の利用で約1年間利用でき、電池交換も可能。また、特に防水などは謳われていない。

StickNFind