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最大5スロットも占有するARCTIC製VGAクーラーが近日発売

計4モデル

(3/27 20:18更新)予約開始日が3/27に変更。

 最大5スロットを消費するARCTIC製ビデオカード用クーラーの新製品が近日発売される見込みだ。占有スペースは大きいが、空冷モデルでも最大300Wの冷却性能を実現したという。

 製品は、水冷モデルの「Accelero Hybrid II - 120」、空冷モデルの「Accelero Xtreme IV」「Accelero Xtreme IV 280(X)」「Accelero Twin Turbo III」の計4種類。

 オリオスペックは4月2日(水)に販売を開始する予定で、3月27(木)から予約受け付けが始まっている。予価は8,480~14,800円。

裏面にも冷却パーツを装着する“重装備”が特徴

Accelero Xtreme IV
Accelero Xtreme IV
Accelero Xtreme IV 280(X)
Accelero Xtreme IV 280(X)
Accelero Hybrid II - 120
Accelero Hybrid II - 120
Accelero Twin Turbo III
Accelero Twin Turbo III

 これらは、標準搭載の冷却システムと交換することで冷却性能をアップさせるビデオカード用クーラー。カードの表面だけでなく、裏面にもVRM/メモリ用ヒートシンクなどの冷却パーツを装着する“重装備”が特徴だ。

 4製品で最もサイズが大きく重量があるのは、3連ファンを備えた空冷モデルの「Accelero Xtreme IV」。表面のファンユニットの長さは288mm。総重量は991g。

 厚さは表面ファンが54mm、裏面ヒートシンクが23mmで、PCケースへの装着時には5スロット分のスペースが必要となる。その一方で、空冷ながら最大300Wという高い冷却性能を実現している点は注目と言える。

 4製品で最も高い冷却性能を持つのは、最大320Wに対応するという水冷モデルの「Accelero Hybrid II - 120」。

 こちらは表面のファンユニットがなく、120mmファンを搭載したラジエータと冷却ヘッド、裏面ヒートシンクなどがセットになっている。厚さは冷却ヘッドが28mm、裏面ヒートシンクが23mm。総重量は793g。

 対応GPUは「Accelero Xtreme IV 280(X)」がRadeonシリーズ、他の3製品はGeForce/Radeonシリーズで、いずれの製品も「リファレンスデザインのカードのみに対応する」(同店)という。

 なお、同店によれば、裏面ヒートシンクがない状態でも表面ファンの装着自体は可能とのこと。ただし、この状態で使用した場合の動作保証などは不明。

[撮影協力:オリオスペック]

ARCTIC Accelero Hybrid II - 120