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FDに記録された全ての情報が読み出せる「KryoFlux」が店頭販売中

過去の資産を完全に保存

 フロッピーディスクに書き込まれた全ての情報が読み出せるという英KryoFluxのアダプタ「KryoFlux」が三月兎2号店三月兎3号店で販売中だ。店頭価格は税込18,200円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

FDCを経由せずに直接ドライブを制御して、生のデータを読み出すことが可能

 KryoFluxは、FDCを経由せずに直接ドライブを制御して、フロッピーディスクに記録されたRAWデータ(生のデータ)を読み出したり書き込んだりできるというUSB 2.0接続の基板。

 基板上には、別途用意したFDDを接続する34ピンコネクタや、PCと接続するためのUSBポート(標準B)などが搭載。FDDは2台まで接続でき、1台/2台のどちらで使用するかを選択するジャンパも用意されている。

 なお、電源供給用のACアダプタ端子も備えているが、通常はUSBのバスパワーで動作するという。また、FDDには別途電源を供給する。

 専用のソフトも用意されており、コマンドプロンプトでの操作で様々なフォーマットのフロッピーディスクデータをイメージファイル化できるほか、GUIソフトでトラック情報の確認などができる。対応OSはWindows XP以上、Mac OS X、Linuxなど。

 販売を開始した三月兎3号店は、「データの保守を完全に実現」とアピール。SDカードをFD化するハードウェアエミュレーター「HxC Floppy Emulator」との併用を勧めている。なお、同店によると、「今回の製品は個人向けに販売しているもので、商用利用はできない」とのこと。

[撮影協力:三月兎2号店三月兎3号店]

KryoFlux