容量2TBの一般向けSSDがSAMSUNGから登場、5年保証でSATA接続

　一般向けSSDでは最大容量となる2TBのSATA SSDがSAMSUNGから登場、同社の850 EVOシリーズに属する「MZ-75E2T0B/IT」が発売された。店頭価格は税込99,800円前後（詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと）。

一般向けSSDでは初の2TBモデル、3D V-NAND採用のSAMSUNG 850 EVO

　MZ-75E2T0B/ITは、一般向けSSDとして過去最大容量となる2TBを実現したモデル。上位の850 PROシリーズに属する「MZ-7KE2T0B/IT」も発売が予告されており、こちらは9月上旬頃とされている。

　2TBのSSDはIntelのデータセンター向けモデルなどがすでに発売されているが、一般向けのモデルは今回が初めて。同社は「数のフル HD マルチメディア ファイルの編集やアーカイブを行う場合に特に有用」、「データアクセス時間、プログラムのロード時間、およびマルチタスク処理が高速」と、高負荷環境に適しているとアピールされている。

　NANDフラッシュは、3次元（積層）メモリセル技術を用いた「3D V-NAND」を採用。コントローラーは「Samsung MHX」、キャッシュメモリは容量2GBのLPDDR3 SDRAMが搭載されている。

　公称値は、シーケンシャルリードが540MB/s、ライトが520MB/s。4KBランダム（QD32）リードが98,000IOPS、ライトが90,000IOPS。耐久性については、TBW（総書き込み容量）は150TB、MTBF（平均故障間隔）は150万時間とされている。保証期間は5年間。

　インターフェイスは6Gbps SATA。本体サイズは100×69.85×6.8mm。重量は66g。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とBUY MORE秋葉原本店とパソコンショップ アーク]