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シャープのモバイル型ロボット電話「RoBoHoN」が発売、店頭デモ中

実売21万円以上

 シャープの「モバイル型ロボット電話」こと「RoBoHoN(ロボホン)」が発売された。ソフマップ 秋葉原 本館にはサンプルが入荷しており、スタッフに声をかければ動作を確認することができる。店頭価格は税抜き198,000円(税込213,840円)で、利用する場合はこのほかにクラウドサービスの月間使用料金(税抜き980円)が必要となる。

LTE/3G対応の電話機能を備えたヒューマノイドロボット、二足歩行や対話が可能

 RoBoHoNは、二足歩行や対話が可能で、かつLTE/3G対応の電話機能を備えたヒューマノイドロボット。同社がロボットクリエイターの高橋智隆氏(ロボ・ガレージ代表取締役社長)と共同開発した製品で、同社は「世界初のモバイル型ロボット電話」と、そのユニークさをアピールしている。

 身長約19.5cm、体重約390gと小型・軽量で、持ち出して使用することも可能。電話、メール、カメラといった、スマートフォンや携帯電話と同様の機能を持ち、またRoBoHoNの足元に写真や動画などを投影するレーザープロジェクターも備えている。

 各種の機能はRoBoHoNに話しかけることで使用でき、ユーザーが「電話かけて」「写真撮って」などと話すと、身振りや手振りをしながら機能してくれる。立つ、座る、歩くなどの動作やダンスも可能で、「言葉や音楽にあわせて楽しく動きまわる」という。

 また、顔認識機能により、ユーザーの名前を呼んで話しかけてくれるほか、ユーザーの利用状況などに応じて“成長”し、より自然なコミュニケーションができるようになるという。

 ただし、対話を含む全ての機能を使うためには、クラウドサービス「ココロプラン」(1ヶ月間税抜き980円)への加入が必要。同社は、データ通信と音声通話をセットにした通信サービス(SIMカード)や、修理料金を割り引く保守サービスも用意している。

 なお、SIMロックはされておらず、ユーザーが用意したSIMカードを使用できる。対応バンドはLTEが1(2GHz)、3(1.7GHz)、19(800MHz)、3Gが1(2GHz)、6(800MHz)、19(800MHz)。

 搭載プロセッサは4コアのSnapdragon 400(1.2GHz)、OSはAndroid 5.0。メモリ容量は2GB、ストレージ容量は16GB。背中にはタッチ操作対応の2インチディスプレイ(320×240ドット)がある。バッテリー容量は1,700mAhで、「1日以上の実使用が可能」という。

 主な搭載機能・インターフェイスは無線LAN(IEEE 802.11b/g/n、2.4GHz帯)、Bluetooth 4.0、Micro USB、プロジェクター(1,280×720ドット)、カメラ(約800万画素)、GPS、各種センサー。

 付属品は卓上ホルダー、ACアダプタ、Micro USBケーブル。オプションとしてキャリングケースなどが用意される。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]

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