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11acのPCIeカードが初登場、1,300Mbps対応
子機では最高速
(2013/6/1 22:14)
PCIeカードタイプの802.11ac無線LANカードが初登場、ASUSの「PCE-AC66」が発売された。最大867Mbpsだった既存のUSBタイプより高速で、最大1,300Mbpsで通信できることも特徴だ。
実売価格は14,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
販売されているのは海外版で、パッケージのスペック欄には北米とヨーロッパ向けの使用チャンネルが記されている。
1,300Mbpsに対応する現在唯一の子機
ドラフト版IEEE 802.11acに準拠したいわゆる子機については、最大867Mbps対応のUSB 3.0アダプタのみが発売されているが、今回の製品はPCI Express x1接続のカードタイプ。現在、親機が対応する最大速度である1,300Mbpsに対応するのも特徴で、「現在の最高速度」を活かせる唯一の子機ということになる。
製品はPCIeカード本体と、外付けのアンテナユニットとで構成。カードには、基板をほぼ覆い隠す大型のヒートシンクが装着されている。
また、外付けユニットは、付属の3本のダイポールアンテナを装着して使用するもので、カードのブラケット部にもアンテナ用コネクタが3つ用意されている。
電波の到達度については、同社は「デッドゾーンなし」とアピール。一般的な無線LAN機器との比較で最大150%のカバー率を持つとしている。
無線規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠。使用周波数帯は2.4GHz/5GHz。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。付属品はLowProfileブラケット、サポートCDなど。
[撮影協力:パソコンハウス東映]