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Core i5搭載のNUCマザーが登場、既存のNUCケース流用は難あり

Mini DisplayPort×2 + HDMIを搭載

(6/29 18:40更新)最大メモリ容量に関する表記を追記(最大16GBの可能性あり)。
(6/27 23:30更新)発売を確認。

 NUCマザーのCore i5搭載モデルが初登場、「D53427RKE」が発売された。

 実売価格は41,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、BUY MORE秋葉原本店などでは店頭デモも実施中。

 付属品はCore i5のロゴ入りシールのみで、ACアダプタ(19V/65W)やドライバCDなどは付属しない。

Core i5-3427Uを搭載、既存のNUCケースを利用する場合は要注意

Core i5-3427Uを搭載。
acubic NE04に搭載。
USBコネクタの位置がずれている。
ドラゴンクエストXのベンチスコア。
7月発売のDC53427HYE。
付属品。
製品パッケージ。

 IntelのNUC(UCFFフォームファクタ)対応製品については、これまでにCore i3-3217UやCeleron 847を搭載したマザーボードやPC自作キットが発売されているが、今回の製品には、それらの上位となるモバイルIvy BridgeのCore i5-3427Uが搭載されている。

 i5-3427Uは、i3-3217UなどにはないTurbo Boost 2.0が搭載されているのが特長。通常クロックはi3-3217Uと同じ1.8GHzだが、ターボ時は最大2.8GHzにアップする。

 その他の主なスペックは、2コア/4スレッド、キャッシュ容量3MB、TDP 17W、内蔵GPUがIntel HD Graphics 4000。

 そのi5-3427Uを搭載したマザーのD53427RKEは、CPUだけでなくインターフェイスもスペックアップ。従来モデルにはなかったフロントUSB 3.0ポート(1基)やMini DisplayPort(2基)が装備されている。

 ただし、フロントUSBポートの位置が従来モデルとは異なっているので、既存のNUCケースへ内蔵しようと考えている人は注意が必要。実際にアビー製ケース「acubic NE04」に内蔵してみたところ、マザーとケースの端子の位置が合わないことが確認できた。

 その他の主な搭載インターフェイス・機能は、HDMI、Gigabit Ethernet、USB 2.0(I/Oパネル部2基、ピンヘッダ2基)、8チャンネルサウンド。

 チップセットは、従来モデルと同じくIntel QS77 Expressが搭載。スロット数はMini PCIe×2、DDR3 SO-DIMM×2。Mini PCIeスロットはフルサイズとハーフサイズが各1基用意されており、フルサイズ側はmSATAがサポートされている。搭載できる最大メモリ容量はWebの製品情報では「32GB」とされているが、国内向けのパンフレットでは「16GB」とされてり、ショップでは後者の情報を紹介している。

 なお、同店は、D53427RKEを採用したPC自作キットモデル「DC53427HYE」を7月4日(木)に入荷する予定として予約を受け付けている。予価は48,480円。こちらにはACアダプタが付属する。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]

Intel D53427RKE