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1,200W以上の電源が必要な「Radeon R9 295X2」が発売

水冷仕様で税込20万円

(4/22 20:00更新)店頭デモ写真を追加ほか。
(4/23 21:34更新)玄人志向製品が発売。
(4/26 20:13更新)MSIとGIGABYTE製品が発売。
XFX製品

 Radeon R9/R7世代では初となるデュアルGPUカードが登場、Radeon R9 295X2を搭載したビデオカードがついに発売された。各モデルとも水冷クーラーが採用されているのも特徴。

 21日(月)21:01の販売解禁時には多くのショップがすでに営業を終了していたが、平日は22:00まで営業しているツクモeX.パソコン館ではHISとSAPPHIREブランドモデルの販売を開始。このほか、週末までにGIGABYTE、MSI、PowerColor、XFX、玄人志向ブランドモデルの販売も始まった。各モデルの店頭価格は税込183,000~204,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 発売に合わせて、BUY MORE秋葉原本店では動作デモを開始している。

スペックはRadeon R9 290Xの2倍、容量1,200W以上の電源が必要

R9 295X2
LIQUID COOLING
ブラケット部
水冷クーラー
基板裏面
側面の様子
長さを測ってみた
電源コネクタ
1,200W以上の電源が必要
製品パッケージ
HIS製品
玄人志向製品
SAPPHIRE製品
PowerColor製品
GIGABYTE製品
MSI製品
店頭デモ開始
デモの様子
デモの様子
ベンチスコア

 Radeon R9 295X2は、Radeon R9シリーズの最上位であるR9 290Xを、1枚のカードに2基構成できるというGPU。

 SP数やメモリ容量などのスペックはR9 290Xの2倍で、さらにGPUクロックをR9 290Xを上回る1,018MHzに設定することで、R9 290Xの2倍以上のパフォーマンスを実現したというのが特徴だ。

 カード消費電力も2倍の500Wとなっているが、Asetek製の水冷クーラーを標準搭載することでクーリングを確保。クーラーは冷却ヘッドとポンプが一体化した簡易タイプで、冷却液もあらかじめ封入されている。ラジエータは120mmファンを搭載した小型のもので、ケースファンと同様にPCケースに取り付けられる。

 リファレンスカードのデザインは、水冷クーラーを搭載するとあってカードメーカー独自製品を思わせる外観。XFXと同じリファレンスカードを発売するSAPPHIREによれば、筐体などにはアルミニウムとマグネシウムを用い、自動車などの外装にも使われるパウダーコートを施しているという。側面のRadeonロゴやファンが赤く発光するギミックも備えている。

 主なスペックは、SP数が5,632、テクスチャユニット数が352、ROP数が128、搭載メモリがGDDR5 8GB(512bit×2)、GPUクロックが最大1,018MHz、メモリデータレートが5Gbps、カード消費電力が500W、外部電源端子が8ピン×2。

 公称のパフォーマンス値は、単精度演算能力が11.5TFLOPS、テクスチャフィルレートが358.3GT/s、ピクセルフィルレートが130.3GP/s。高解像度でも高いゲームパフォーマンスが実現できるといい、同社は「4K解像度で、かつ最高のグラフィックス設定で最新ゲームが楽しめる」とアピールしている。

 ただし、電源ユニットに要求されるスペックも高く、同社によれば、容量が1,000W以上で、28A出力が可能な12Vラインを持つものが必要という。今回登場した製品のパッケージでも1,000W(PowerColor)または1,200W(XFXなど)以上の電源が必要と記載されている。

[撮影協力:ドスパラパーツ館ツクモeX.パソコン館オリオスペックBUY MORE秋葉原本店]

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