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OSの変更ができるマニア向け小型ルーターが販売中、基板単体など

ラトビア共和国の人気メーカー

RB450G(ケース付き)

 ユーザーがOSを組み込み、カスタマイズも可能というラトビアMikroTikのルーター「RouterBOARD」シリーズがヴィゴネットラボ 秋葉原店で販売中だ。ケースに入っていない基板のみのモデルもある。

 店頭価格(全て税込)は、CPUクロック680MHz/RAM 256MBの基板モデル「RB450G」が16,200円、RB450Gのケース付きモデルが18,360円、CPUクロック400MHz/RAM 64MBの「RB750GL」が9,720円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、RB450GはACアダプタが別売り(価格700円)となっている。

独自のルーティングソフト「RouterOS」を搭載、「OpenWRT」をインストールすることも可能

RB450G(ケース付き)
RB450G(ケース付き)
RB450G(基板のみ)
RB450G(基板のみ)
RB750GL
RB750GL
RouterOS
RouterOS

 MikroTikは1995年に創業したというラトビア共和国のメーカー。当初は独自のルーティングソフトウェア「RouterOS」を開発していたが、2002年にハードウェアの製造にも着手し、RouterBOARDブランドを設立。以降、世界の多くの地域で販売しているという。秋葉原の店頭で同社製品を確認したのは初めて。

 今回の3製品は、5基のGigabit Ethernetポートを備えた有線ルーター。MIPS-BEアーキテクチャのシングルコアCPUと、標準OSとしてRouterOSが搭載されている。OSのライセンスレベルはRB450Gが「5」、RB750GLが「4」。

 ちなみに、RouterOSのライセンスレベルとはOSのグレードを示すもので、トライアル版の最下位「0」から、PPPoE/PPTP/L2TPトンネルなどが無制限の最上位「6」までがある。

 ユーザーが別のOSを導入できるのもユニーク。同店によれば、組み込みデバイス向けのLinuxディストリビューション「OpenWRT」をインストールすることができ、「カスタムサーバーの構築も可能」という。RB450Gの基板上には、microSDカードスロットやシリアルポートも装備されている。

 なお、同店では、RouterBOARDシリーズの上位モデルで、ラックマウント対応の「RB2011UiAS-RM」(OSレベル5、19,980円)や「CCR1016-12G」(OSレベル6、90,720円)なども販売中だ。

[撮影協力:ヴィゴネットラボ 秋葉原店]

MikroTik RB450G