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空冷仕様の「Radeon R9 Fury」が初登場、HBM技術を採用

SAPPHIRE製で実売97,000円

 Radeon R9 Fury Xの下位モデルで空冷タイプの「Radeon R9 Fury」が初登場、搭載ビデオカードが販売中だ。15日(水)時点で販売を確認したのは、SAPPHIREの「R9 FURY 4G HBM TRI-X(11247-01-40G)」で、店頭価格は税込97,200円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

空冷仕様でRadeon R9 Fury Xの下位モデル、最高GPUクロック1GHz、メモリ容量4GB

 Radeon R9 Furyは、AMDのHBM(High Bandwidth Memory)技術を採用したGPU。HBMは、メモリをGPUに統合することにより帯域幅を広げるもので、R9 FuryではR9 290X(512bit)を大幅に上回る4,096bitが実現されている。

 HBM採用GPUとしては、水冷システムを用いたR9 Fury Xが6月下旬に登場しており、今回のR9 Furyはその下位モデル。冷却システムは空冷で、SP数もR9 Fury Xより少ないなど一部のスペックが変更されている。

 主なスペックは、SP数3,584、最高GPUクロック1GHz、メモリ容量4GB、メモリデータレート1GHz、外部電源端子8ピン×2。

 R9 FURY 4G HBM TRI-Xでは、3基のファンなどによる冷却システム「Tri-Xクーリング」が採用。カードサイズは幅114×高さ49×奥行き306mmで、水冷により小型化したR9 Fury Xカードに比べると大きいが、ラジエーター用のスペースが不要なのはメリットと言える。

 クロックやメモリ、外部電源端子のスペックは上記と同じ。映像端子はDisplayPort 1.2×3、HDMI 1.4a×1。推奨システム電源容量は750W以上とされている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店パソコンショップ アーク]