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AMDのハイエンドGPU「Radeon R9 Fury X」が発売、実売11万円

SAPPHIREと玄人志向、基板は194mmのコンパクトサイズ

(6/27 20:40更新)PowerColorとXFXからも発売。
(6/26 20:55更新)玄人志向からも発売。
(6/25 20:20更新)ツクモで店頭デモが開始。

 AMDのハイエンドGPU「Radeon R9 Fury X」を搭載したビデオカードがSAPPHIREから登場、「R9 FURY X 4G HBM PCI-E HDMI/3DP(21246-00-40G)」が発売された。ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店オリオスペックでは、24日(水)21:00の解禁にあわせて、販売を開始している。店頭価格は税込110,600円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、各ショップとも入荷数が1~2本と非常に少なかったこともあり、販売解禁または開店と同時に売り切れるショップが続出。その後も在庫の問い合わせが多くあるという。発売に合わせて、ツクモeX.パソコン館では店頭デモが始まっている。

 このほか、27日(土)までに玄人志向、PowerColor、XFXからも搭載モデルが発売されている。

世界初という広帯域メモリ技術「HBM」を採用、Radeonシリーズの最上位モデル

デモの様子
売り切れの告知
ツクモの抽選会
FuryXの記念撮影?

 Radeon R9 Fury Xは、Radeon R9シリーズの新たなシングルGPU最上位モデルで、世界初という広帯域メモリ技術の「HBM(High Bandwidth Memory)が採用。GPUにメモリを統合することで広帯域を実現するもので、従来のR9 290Xが512bitだったのに対し、R9 Fury Xでは4,096bitに達する。メモリ容量は4GB。

 また、メモリがGPUに統合されたことで、必要な基板スペースが大幅にカットされ、ハイエンドGPUながらカードの長さが194mmという省スペース性も実現。省電力性も向上しており、ワットあたりのパフォーマンスは従来の3倍以上という。このほか、120mmファン搭載の水冷システムを採用している点や、GPUの負荷状態を示すLEDメーターを備える点なども特徴。

 このほか、ディスプレイ同期技術「Freesync」や4K映像をフルHD環境で表示する「Virtual Super Resolution」、VRコンテンツ開発向けの「Liquid VR」、AMD Eyefinity、TrueAudio、DirectX 12、Vulcan、Mantle、OpenGL 4.5などをサポートする。

 主な仕様は、動作クロックがコア1,050MHz、メモリ1,000MHz、ディスプレイ出力がDisplayPort×3、HDMI×1、補助電源は8ピン×2。

[撮影協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館ドスパラパーツ館]