WDとIntelから64層3D NAND採用のSSDが登場、M.2/NVMe対応SSDの250GBクラスは値下がり

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WDとIntelから64層3D NAND採用の新製品、M.2/NVMe対応SSD 240～256GBの値下がりが目立つ

　64層3D NANDフラッシュメモリ採用の新製品が、8月中旬にWesternDigitalから発売された。その名も「WD Blue 3D NAND SATA SSD」。最大データ転送速度は読み出し550～560MB/s、書き込み525～530MB/sで、2.5インチとM.2の250GB～2TBがあり、価格は250GBが税込12,398円、500GBが税込20,930円などだ。

　その翌週には、Intelから「SSD 545s」が発売。こちらも64層3D NAND採用で、最大データ転送速度は読み出し550MB/s、書き込み500MB/s。価格(最安値)は2.5インチの256GBが税込12,339円、512GBが税込22,640円で、未発売だがM.2(SAT)の256GBも用意されている。

64層3D NANDフラッシュメモリ採用の「WesternDigital WD Blue」

64層3D NANDフラッシュメモリ採用の「Intel 545s」

リード3,000MB/sのNVMe SSD「Corsair Neutron NX500」

　低価格な2.5インチとしては、J&AというブランドのJS300SSD120GB(120GB)が7月下旬に出回り始め、26日時点では税込5,780円で販売中。今回調査における120～128GBの最安品でもある。ちなみに240～275GBの最安はPNYの240GBで税込7,980円、480～525GBもPNYの480GBが税込15,800円だ。

　NVMe対応SSDは、新製品が続々と出てきた。

　まず、7月末発売のKingston「KC1000」(240～960GB)で、最大データ転送速度は読み出し2,700MB/s、書き込み900～1,600MB/s。M.2用とPCIeスロット用があり、前者は240GBが税込19,980円、480GBが税込34,980円などで、後者は約2,000円増しとなる。

　続いて8月中旬には、M.2用のApacer「Z280」の120GBとPlextor「M8Se(G)」(128GB～1TB)が販売開始された。このうち前者は昨年10月に発売済みだが、今回は120GBが追加された形。Z280全体としては読み出し2,300～2,750MB/s、書き込み1,450～1,500MB/sで、価格は120GBが税込10,800円、240GBが税込17,480円、480GBが税込30,980円だ。

　M8Se(G)は既に販売されている「M8SeGN」のヒートシンク装着版で、読み出し1,850～2,450MB/s、書き込み570～1,000MB/s。価格は256GBが税込19,400円、512GBが税込34,630円などで、M8SeGNに概ね2,000円プラスと見ていい。

　そして下旬には、PCIeスロット用のCorsair「Neutron NX500」(400GB/800GB)が発売。読み出し3,000MB/s、書き込み2,400MB/sの高速性能を誇り、本体を覆う大型ヒートシンクも目を惹く。価格は800GBが税込89,980円、400GBは税込44,800円(調査時点で品切れ)と上級機らしく高額で、かつてのIntel 750を思い出す向きもあろう。

　値動きは方向感が掴みづらいが、個別に見ると、M.2/NVMeの240～256GB辺りに特価や値下がりが多く、最安はIntel 600p 256GBで前回比2,000円安の税込10,980円。7月発売の低価格NVMe SSD、Colorful CN600 240GBが662円安の税込11,318円で続き、Samsung 950 PROの256GBが4,820円安の税込13,980円、Plextor M8PeGN 256GBが2,300円安の税込15,980円などとなっている。一方でWD Black PCIeはやや上昇傾向だ。