安値モデルの登場で960GB SSDが2万円割れ、500GBクラスは1万円割れモデルが増加

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960GBで税込み1.9万円のSUNEAST「SE800」が登場、大容量品を中心に大幅安が多数

　6月中旬、1TBクラス(960～1,050GB)が突如として20,000円割れを記録した。

　一番乗りを果たしたのは、新顔のSUNEAST「SE800」。960GBの価格は税込18,980円(1GB単価19.8円)で、容量帯の最安値を前回比5,000円も押し下げている。下旬にはJ&A「JS300」960GBが6,810円安の税込19,990円に急落しており、1TB SSDも随分身近になったものだ。

　前回調査で10,000円を割った500GBクラス(480～525GB)にも、「SE800」480GBが税込9,480円で投入され、最安記録を更新。さらにEssencore(KLeVV)「NEO N600」の税込9,970円、「JS300」の税込9,980円と続く。KingfastやKINGMAXも10,000円ちょっとで控えており、480GB SSDが小遣い銭で買える時代の到来と言えよう。

　なお、上述の「SE800」にはmSATAとM.2/SATAも用意されており、価格はmSATA 256GBが税込7,980円、M.2 256GBが税込6,950円など。前者は今や数少ないmSATA SSDであり、後者は同容量帯のM.2/SATA製品で最安となっている。

1TBクラスSSD最安モデルとして突如登場した「SUNEAST SE800」の960GBモデル「SE800-960GB」。

SE800シリーズの価格。M.2やmSATAも最安クラスとなっている。

　シリーズ別では、Samsung「860 EVO」が大容量品を中心に急落。2.5インチで容量最大の4TBは30,000円安の税込129,800円、2TBは10,001円安の税込63,799円で、1TBは30,000円を割っている。在庫ショップ数が少ないが、860 EVOのM.2/SATA版も、1TBが税込31,800円、500GBが税込15,800円に下がった。

　このほか、Intel「545s」512GBが2,268円安の税込13,478円、SanDisk「Ultra 3D」1TBが1,360円安の税込27,800円、Crucial「MX500」2TBが3,200円安の税込50,780円など、大幅下落や特価品が多い。Micron製2TBも1,100円安の税込35,580円(1GB単価17.4円)と続落している。

　M.2/NVMeも多数の製品で値下がりが見られるが、中でも5月に発売されたばかりのSamsung「970 EVO」は、1TBが7,001円安の税込46,799円、500GBが4,001円安の税込23,799円など大幅に下落。しかも一部ショップの特価ではなく、全体的な動きだ。

　Samsungに続いて出回り始めたWesternDigital「WD Black NVMe」もまた、1TBが7,344円安の税込44,258円、500GBが4,968円安の税込22,658円に下落。こちらは特価ながら、平均の値下がり率が9～12％台と大きい。同じく最新機種のSanDisk「Extreme Pro M.2 NVMe 3D SSD」も1,000～3,000円ほど下がっている。

　ほかにもCFD販売「M2OPG1VN」512GBが6,480円安の税込18,338円、Samsungの旧製品「960 EVO」250GBが2,440円安の税込9,980円など、より取り見取り。新旧の低価格から高性能まで、SSDは格安品を探す楽しみがいっぱいだ。