値下がりが続くDDR4は8GB×2枚が1万6千円割れ、DDR3 8GB×2枚も1万1千円に

• HDD
  8TBが3.2万円割れ
• SSD
  安価な128/256GBが複数登場
• メモリ
  DDR4 8GB×2枚が1万6千円割れ
• CPU
  上位の一部が値下がり

DDR4が続落し8GB×2枚組は15,780円に、DDR3 8GB×2枚も久々の1万1千円割れ

　DDR4が大幅続落。特に目立つのはCrucial製のDDR4-2133で、最安値(税込)は4GB×2枚組が8,670円、8GB×2枚組が15,780円、4GB×4枚組が16,800円、8GB×4枚組が30,580円と、最大11,200円に及ぶ極端な下げ幅を記録している。

　後述するDDR3も下がったとはいえ、両者の差額は今や8GB×2枚組で4,790円、4GB×2枚組で2,530円に過ぎない。

　このうち比較的在庫ショップ数の多い4GB×4枚組について、6月20日から7月25日まで毎週の最安値を見ると、CrucialとG.SKILLは次のように推移している。

・Crucial　21,079円→19,780円→19,780円→16,980円→17,980円→16,800円
・G.SKILL　18,990円→19,980円→16,990円→17,990円→17,990円→17,990円

　ご覧の通り、両者はまさに「つばぜり合い」を繰り広げている最中だ。在庫や特価の有無にも左右されつつ、競うように下落していく様がお分かりいただけよう。

最安値となっているCrucialのDDR4メモリ

容量16GBのDDR3L SO-DIMM

DDR4 16GBメモリ×8枚の合計128GBセットモデル

　一方、オーバークロック目的の高速版DDR4は、元々メーカーや流通量が少なく、扱うショップが限られているためもあり、値下がりの果てに品切れを起こしている。25日の調査時点では、DDR4-3200から上のモデルが見当たらない状況だ。

　DDR3も久々の安値を記録。デスクトップPC向け・PC3-12800 8GB×2枚組が、前回比1,610円安の税込10,990円に下落した。8GB×2枚組の11,000円割れは、2013年9月以来のことだ。今回、最安値を付けたのはPatriotで、G.SKILLが税込11,500円、Transcendが税込11,980円と続く。4GB×2枚組はPatriotとTranscendが税込6,140円、SiliconPowerが税込6,250円、ADATAとG.SKILLが税込6,480円となっている。

　ノートPC向けのSO-DIMMも、PC3-12800 8GB×2枚組が1,958円安の税込10,980円に下落。わずか10円差ではあるが、前述のDIMMより安くなってしまった。4GB×2枚組は税込6,480円で前回と変わらないものの、平均価格が567円(6.8%)下がっている。

　新製品は2種類。共通するキーワードは「16GB」だ。

　まずはDDR3L(低電圧版)SO-DIMMの16GB品で、6月下旬にI'M Intelligent Memory製のPC3L-10600が、続いて7月上旬にはCrucial製のPC3L-12800が出回り始めた。いずれも単体品(1枚売り)で、価格は前者が税込47,304円、後者が税込32,800円(25日時点で品切れ)。超小型PCやノートPCなど、制約された環境でメモリを多く積みたい向きに朗報と言えよう。

　もうひとつはG.SKILL製のDDR4-2400 16GB×8枚組で、合計128GBと途方もない。さすがに在庫品ではなく受注品で、価格は税込235,000円だ。これを求める向きには釈迦に説法だが、購入に際してマザーボードの対応はよく確認したい。