相場月報

サハロフ佐藤の相場月報 2013年9月号

【 調査日:2013年8月31日~9月21日 】
Crucial「近1TB」SSDが5万円割れ、DDR3急騰・昨年12月の底値から2.5倍に

SK Hynix火災を契機にDDR3が急騰、昨年12月の底値から2.5倍に

容量価格
8GB×2枚
(PC3-12800)
(デスクトップ用)
最安値11,980円(先月比+2,000円)
平均値13,016円(先月比+1,095円)
8GB×2枚
(PC3-10600)
(デスクトップ用)
最安値10,980円(先月比+1,500円)
平均値12,532円(先月比+1,471円)
4GB×2枚
(PC3-12800)
(デスクトップ用)
最安値6,690円(先月比+1,710円)
平均値7,098円(先月比+675円)
4GB×2枚
(PC3-10600)
(デスクトップ用)
最安値6,880円(先月比+400円)
平均値7,242円(先月比+493円)
(個別モデルの価格は末尾の一覧表を参照のこと)

 9月4日(水)、メモリ製造大手・SK Hynixの中国工場で火災が発生。秋葉原でも中旬以降、主流のDDR3タイプが急上昇しつつあり、昨年12月からの値上がり分と合わせて、2.5倍もの高値となってしまった。

 デスクトップPC向け・PC3-12800は、最近2週間で平均10%前後の上昇を記録。9月21日(土)現在の中心価格帯は、同8GB×2枚組が12,000~15,000円前後、4GB×2枚組が7,000~8,000円となっている。

 なお、より高速なPC3-14900は値動きが鈍く、一時的な現象ではあるが、下位メモリとの価格差が急速に縮まっている。8GB×2枚組は平均338円(2.3%)の下落さえしており、購入を検討中の向きは、急ぐと良いかもしれない。

 ノートPC向け・SO-DIMMも、DIMMと同様の値上がり傾向。PC3-12800 8GB×2枚組が9,800円という特価を見つけはしたが、これも一瞬の間隙に過ぎない。ショップの価格表やポップも寂しげで、残念な状況は今暫く続きそうだ。

大手ショップのPC3-12800 8GB×2枚組の価格は安値品でも1万4千円前後に

DDR3 DIMM

モデル店数最安値
(円)
前回比
(円)
平均値
(円)
前回比
(円)
PC3-14900 8GB(2枚組・合計16GB)1012,480+20014,451-338
PC3-14900 4GB(2枚組・合計8GB)106,98008,155+250
PC3-12800 8GB(2枚組・合計16GB)1111,980+2,00013,016+1,095
PC3-12800 4GB(2枚組・合計8GB)116,690+1,7107,098+675
PC3-10600 8GB(2枚組・合計16GB)1110,980+1,50012,532+1,471
PC3-10600 4GB(2枚組・合計8GB)116,880+4007,242+493

DDR3 SO-DIMM

モデル店数最安値
(円)
前回比
(円)
平均値
(円)
前回比
(円)
PC3-12800 8GB(2枚組・合計16GB)119,800-18013,319+398
PC3-12800 4GB(2枚組・合計8GB)106,480+5007,409+609
PC3-10600 8GB(2枚組・合計16GB)1010,800+82012,561+1,305
PC3-10600 4GB(2枚組・合計8GB)96,800+8207,214+436

(サハロフ佐藤(佐藤 純一))