サハロフ佐藤の相場月報 2013年11月号

値上がりの動きが収束、DDR3L SO-DIMMが表舞台へ

　上昇と下落が混在しており、特価の終了による急騰も見られるが、全体として値上がりの動きは収まったと言える。

　PC3-12800の中心価格帯は、8GB×2枚組が13,000～16,000円台、4GB×2枚組が7,000～8,000円台で、先月とさほど変わっていない。

　そういえば、「1GBがワンコイン(500円)」という驚愕のポップを見掛けた。長かった嵐がようやく過ぎ去り、ショップもほっと一息という雰囲気だろうか。

NUC向けとしてDDR3-L SO-DIMMの取り扱いが増加

DDR3-1333 1GBの特価品

　メモリの新しい動きとして、1.35V動作のDDR3L SO-DIMMに注目したい。これまでにも流通していたのだが、店頭価格表で項目を新設するなど、分かりやすく、より目立つ形で販売されるようになってきた。11月中旬に発売されたHaswell版NUCが、その背景にあるようだ。

　扱うショップはまだ全体の半分ほどで、PC3L-12800(DDR3L-1600)の1枚売りが中心。実売価格は8GBが7,980～8,480円、4GBが4,180～4,780円だ。2枚組は少なく、8GB×2枚組が12,980～15,480円となっている。