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冬だ! 外でファミコンだッ!モバイルディスプレイ! ~ なぜか猫にも大人気♪

text by スタパ齋藤

こっ、この色は!! だったらモバイルファミコンで勝負だ~ッ!!

 ここのところ、モバイルディスプレイをアレコレ追いかけておりまして。製品がイロイロあるなか、アタマ2つ分くらい飛び抜けて良くできているのがGeChic(ゲシック)社の製品。ご存知の方も多いと思いますが、モバイルバッテリーで使えちゃったりする薄型・軽量・高画素ディスプレイシリーズです。10~15インチあたりで各種ありますが、突如、そこに新ラインナップが追加されました

GeChicの「On-Lap 1101F」。11.6インチのモバイルディスプレイで、スペック的には従来機種「On-Lap1101P」と同じです。このホワイトと落ち着いた赤のツートンカラーが新色として追加されました。専用ハードカバー付きで、カバーは本体を立てるスタンド(角度調節3段階)として機能します
スタンドにもなるハードカバーは、本体にピタリとはまって画面を保護します。スタンド時に脚として使った部分(白い部分)は、平たく折り畳んで収納できます。カバーを装着した反対側(ディスプレイ裏面)も平らで、このときの厚みは15mm(脚部は17mm)。タブレット端末感覚でバッグに入れて持ち歩けます

 モノは「On-Lap 1101F」。11.6インチのモバイルディスプレイで、PCのUSBポートやモバイルバッテリー、USB-ACアダプターなどを電源とし、入力はHDMI/VGA/Mini DisplayPortに対応しています。解像度は1920×1080(フルHD)、最大表示色数は1677万色、応答速度(標準値)が14msといったあたりが主な仕様。なお、1080/24pや1080/30pの表示もできますので、ビデオカメラやデジカメと組み合わせてのモニター(ファインダー)用途にもよく向く感じ。

 ちなみに、サイズは289×183×11mmで質量は480g。付属の専用ハードカバーを装着すれば画面がシッカリ守られます。サイズ感的には10インチ前後のタブレットと似た感じです。ので、この「On-Lap 1101F」をスコッとバッグに入れてのモバイル運用も現実的。

 なかなか楽しげなカラーで……って、こここっ、この色は!! もしかして、いやもしかしなくても、ファミコンカラー! ですよね? ファミコンの色とオソロですよね!? てか、比べてみましょう~♪

「On-Lap 1101F」と任天堂の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を並べてみた! あらマッチしまくり~♪ ミニファミコンだけじゃなくて、ゲーム専用機一般に使いたくなるカラーのモバイルディスプレイですな~。

 じつはコレ、任天堂認定のミニファミコン用公式モバイルディスプ……え? 違う!? あ、非公式だしたまたま色が似ただけ、ですか。はいスイマセン、他人のそら似的な偶然のカラーマッチでした。

 でもでもでも、このディスプレイの型番、「On-Lap 1101F」の最後の「F」。コレからはどうしても「Famicom」を連想してしまうゼッ!! ワタクシ内部ではこの「On-Lap 1101F」、もはやファミコン向けモバイルディスプレイという位置付けなんでした。そして、この色の相性の良さ&意味深な型番を考えると、もう、やっぱり、猛然と、「モバイルファミコン」を敢行!! したくなりました!

 だったらモバイルファミコンで勝負だーっ! あああ~~っ、手が! 手が消えた! これぞ新必殺技、炎のコマ~~~~っ! みたいな。

 はい、またもやスイマセン、元ネタ古すぎて意味わかりませんよね。さておき、早速この「On-Lap 1101F」とミニファミコンを携帯し、モバイルファミコンで勝負しに(誰と?)、ズギャッと屋外に出掛けてみます!

海辺でモバイルファミコンだーゼ~っ!

 まずはオモムロに海辺の公園へ。さぁファミコンですよ外でファミコン! ……ところで、外でそういうゲーム機って使えるの?

 前述のとおり、モバイルディスプレイ「On-Lap 1101F」はUSB給電で使えます。5V/2.0Aが出力できるUSB-ACアダプターでもいいですし、同様のUSB出力が可能なモバイルバッテリーでも使えます。大雑把に言えば「タブレット対応(出力2A以上)のモバイルバッテリーなどなら使える」という感じです。一方のミニファミコンですが、これもUSB給電で動きますので、同様にモバイルバッテリーで使用可能。要は、ゲーム機もディスプレイも「モバイルバッテリーと組み合わせてコンセントなどがない屋外でも使える」というわけですな。

 ちなみに、「On-Lap 1101F」は前述のとおり薄型軽量なので、ホントにバッグにスッポリと収まります。カバーもけっこー頑丈。安心して携帯できます。実際、バッグひとつにモバイルディスプレイとミニファミコン、ケーブル、モバイルバッテリーなどを入れて持ち歩けました。

千葉県木更津市の海辺の公園に来てみました! 食いしばった感じの顔をしているのは、強風で潮風がチョー寒かったため
実際に「On-Lap 1101F」を携帯した様子。薄くて軽く、タブレット端末的なサイズ感なので、余裕でバッグのなかに収まります。カバーを含めても質量690gなので、片手で持てちゃいます。写真のようなビジネスバッグに、モバイルディスプレイとミニファミコン、ケーブル、モバイルバッテリーなど必要なもの一式が収まりました

 さてさて、早速セットアップ。「On-Lap 1101F」同梱のHDMIケーブルで、モバイルディスプレイとミニファミコンを接続し、両機器にモバイルバッテリーをつなげばOK。ちなみに「On-Lap 1101F」はスピーカーを内蔵していて、ミニファミコンからの音声はHDMIケーブルを通じてモバイルディスプレイから出ます。

モバイルディスプレイとミニファミコンをモバイルバッテリーにつないで、両機をHDMIケーブルでつなげばセットアップ完了なんですが、猫が来ちゃいました。……え? なになに、モバイルファミコンに興味があるしAKIBA PC hotline!の写真モデルもやってやるけどギャラはシーバがいいってか!?
「On-Lap 1101F」とミニファミコンをセットアップした様子。屋外でファミコンの表示が見られるのは、ちょっと不思議&軽く感動♪ 新鮮な空気のなかでプレイするゲームで身も心もリフレッシュ!
強くなり続ける強風を避け、風裏に避難。同じく風裏に避難していた猫にもモバイルファミコンが大人気! ……なのか?
こんな感じのテーブルがある場所なら、よりいっそう快適にプレイ可能♪ 「オートキャンプでモバイルファミコン」みたいなコトもフツーにアリだと思いました。

 もう真冬の屋外しかも風吹きっさらしの海辺公園でのモバイルファミコンはサイコーですよサイコー! サイコーに寒くて必殺炎のコマも氷結しちゃって自分が必殺されるゼ~ッ!! みたいな。この時期に「モバイルファミコンを敢行!」って思っちゃった自分に反省! しかし野外でゲームはヒッジョーに爽快&愉快でした。

 それにしても、こんなふうに「どこでも遊べちゃう」って、可能性が広がって楽しいですよね。それと「On-Lap 1101F」ですけど、明るさもコントラストも良好で視認性が高く、音声もバッチリ出て、屋外でもしっかり使えました。ヘッドホン端子もありますので、音声をヘッドホンなどで聞くこともできます。モバイルバッテリーでフツーに使えちゃうフルHDディスプレイ、やっぱり便利ですね~♪

年末年始の渋滞にモバイルファミコン!

 あ~今日は寒かったよね~真冬に海辺モバイルファミコンはやっぱ無理があったよね~、とかAKIBA PC hotline! 編集長とクルマで帰途につくなか、ヤラレちまいました、渋滞に。真冬の海辺モバイルファミコンにも反省しましたが、あ~今日は年末のゴトオビ直前の金曜日だった~超混雑する日だ~! これも猛反省。でも、しかし、さぁ、どうしようこの渋滞。

 という場合でも大安心! モバイルファミコンすれば、ホレこのように、パーキングエリアにて、車内泊ならぬ車内ファミコンもお手の物! ファミコンして渋滞をやり過ごすんだーゼ~っ! 的な。

クルマのなかでモバイルファミコン。「On-Lap 1101F」は小型軽量なので、車内でもわりと自由に設置して利用できます。カバー兼スタンドの脚部分は、滑りにくいシリコン加工がなされているので、ダッシュボードなどにもポンと置けます。クルマなら、シガーソケット用のUSB電源などから容易に電源を確保でき、より実用的♪
ゲームは積極的に参加するエンタテインメントだけに、渋滞やり過ごしや眠気覚ましにはモッテコイな感じ! 時間はすぐ過ぎるし眠気は覚めるしでナイス♪ 車内でのモバイルファミコンはオススメです。モバイルディスプレイがあれば動画鑑賞などもできますし、クルマのなかでの楽しみが増加しますね~♪

 てな感じで、クルマのなかでもモバイルファミコンが活躍するのでした。まあ、野外で使えるくらいなんで、クルマのなかではもちろん、どこでも使えちゃうのがモバイルディスプレイの良さですな。

 つなぐ機器を、ミニファミコンではなくてほかの機器にすれば……PCをつなげばデュアルディスプレイで仕事できちゃいますし、スマートフォンをつなげば車内のみんなで動画鑑賞とかも現実的ですネ♪ 「On-Lap 1101F」と何らかの映像出力機器&モバイルバッテリーがあれば、退屈な空間も、即、エンタテインメントな場になるわけです。

 エンタメと言えば、宅飲みでモバイルファミコンとかどうでしょう? 友達同士集まってまったり話したりして楽しむのもいいですが、ちょっとヒマになったら「じゃあファミコンしよう!」みたいな感じで遊べます。ファミコンに飽きたら「On-Lap 1101F」にスマートフォンをつないでオモシロ動画を見たりできますしね~。

「On-Lap 1101F」は用途多々の汎用ディスプレイ

 ひととおり「On-Lap 1101F」を使ってみたわけですが、いや~シンプルで使いやすいですわ~。薄型軽量なので携帯しやすいことは前述しましたが、入出力端子や操作ボタン類もわかりやすくてイイ感じです。

画面に向かって右側には入出力端子があります。丸いのがヘッドホン端子で、ほかはUSB(電源用)端子、HDMI端子、DisplayPort端子、VGA端子です。映像機器との接続は専用ケーブルを使います。
画面に向かって左側には操作ボタン類が。電源ボタン、自動設定ボタン、メニュー/選択ボタン、ボリュームUP/DOWNボタンが並びます。ボタン操作時、必要に応じて日本語OSD(オンスクリーンディスプレイ)が現れます。

 この「On-Lap 1101F」は各種映像ソースに対応しているので、いろいろな映像機器をつなげます。前述のミニファミコンのようにHDMI出力が可能な多くの機器に対応しますので、たとえばビデオカメラをつないで使えますので、旅行などで撮った動画をその場で鑑賞したりチェックしたりすることもできます。また、多くのビデオカメラで、そのスルー映像を映せますので、ちょっと本格的な撮影でのモニター用途にも利用できます。

 単純なところ、ビデオレコーダーやセットトップボックスなどとつないで「テレビ代わり」として使うのもアリだと思います。スピーカーも内蔵しているので、「ちょっと一時的にココでテレビを」というシチュエーションに、非常に手っ取り早く使えると思います。

 もちろんPCとHDMIやDisplayPortやVGA経由として接続し、デュアルディスプレイ環境で仕事をしたり、あるいはプレゼンテーション用途に使ったり。薄型軽量なので、そういう利用を「モバイルでできる」というのは大きな魅力であり実用性です。

 それと、「モバイルディスプレイは外に持ち出して使うもの」というイメージがありますが、室内で使うにもヒジョーに便利。単純な話、「手軽に移動できるので、自分に都合がいい場所で使える」「どこに置いても使える」ということで、据え置き型のディスプレイにはない大きな利便があったりします。アイデア次第で用途も多種多様。1台あるとナニカとツカエルんですよ~マジで。

 てな感じの「On-Lap 1101F」。個人的には、性能はもちろん、サイズ感やボディカラーがとても気に入りました。ちなみにお値段は市場想定売価で36,800円(税込み)前後。活用幅やスペック、そしてモバイル運用の実用性を考えると、コストパフォーマンス的にもかな~りイイ感じの製品なので、興味のある方はぜひチェックしてみてください♪

[制作協力:GeChic]