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NVMe SSDが良く売れた1年、年末にはメモリが高騰
～ ショップ店員が振り返るこの1年 その3 ～
2016年12月28日 10:55
2016年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
今年はNVMe SSDが各社から登場。安価なモデルや高性能モデルなど選択肢が増え、ハイエンドユーザーだけではなく、一般ユーザーでも導入しやすい環境が整った。一方、メモリ価格はここ数週間の間に急騰。ショップスタッフの頭を悩ます状況となっている。
ツクモeX.パソコン館Aさん
今年はNVMe SSDがいろいろ出てきましたね。物によっては品薄になりましたし、SM951のセールをやった時はどばーっと売れました。あとは、HDDの最大容量が10TBになったとか、SSDはTLCが主流になってMLC搭載モデルが少なくなったとか。他だと、VRですね。最初は10万円もするので、こんなに在庫があって大丈夫かなと思っていましたが、売れていますからね。
オリオスペックAさん
IntelのNVMe SSD「SSD 750」シリーズが今年もよく売れましたね。2015年4月から販売しているモデルですが、今年の4月頃に値下げしてからというもの、第二次ブームが来ました。コストパフォーマンスでは昨今のNVMe SSDには勝てないのですが、冷却面や安定性、ブランドの信頼性などが支持されている理由かと。来年も売れることを期待していますよ。
オリオスペックCさん
M.2 SSDを冷やすためのヒートシンクが売れました。特にAqua ComputerのM.2 - PCIe変換カード「kryoM.2」の空冷モデルが大人気で、入荷してはすぐに無くなっています。M.2 SSDは熱で速度低下が起こってしまう点が困るという声が多く、kryoM.2のような製品は需要が高いですよね。あとは、最近は拡張カードスロットが余っている人が多かったのも人気になっている理由だと思いますよ。
パソコンショップ アークBさん
SSDが目立った年だったのでは無いでしょうか。NVMe対応モデルが増えて、SATAから移行も進んでいますし、ストレージの主役は完全にSSDになった感がありますね。2.5インチSSDの方も低価格になり、一般層にもより広く普及したのではないでしょうか。ノートPCなどもHDDがメインドライブというモデルは減りましたし、この部分は体感にも大きく関わる部分なので、恩恵を受けた人も多いと思いますね。
パソコンショップ アークEさん
流行った物だとNVMe SSDですね。発熱の問題なども表面化してきたので、購入した後にヒートシンクや熱伝導シートをつけたり、こだわる人は冷却システムを自作したりと、購入後も楽しめるアイテムだったと思います。みんな試行錯誤しながら楽しんだんじゃないでしょうか。
あきばお～八號店Aさん
年末に来て、メモリの価格が大幅に値上がりしたことですか。フラッシュは全般的に値上がりしていますが、特にmicroSDは凄くて、中でも東芝、Samsung、Transcendは上昇気流ですね。少し前まで799円だったものが、今は1,000円超えそうですし。1年前が懐かしいです。あとはVR関連ですか。各社安いものをいろいろ出してきて、売れています。ほかは、モバイルバッテリーでポケモンGoが出た時は何でも売れました。今は軽くて携帯性が良いモデルが選ばれています。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Bさん
直近だとメモリの高騰ですね。相当上がりました。しかも、毎日、売価の変更なので大変な思いをさせられています。あとはDDR4メモリですか。ようやく浸透したと感じられた1年だったかなと。
パソコンショップ アークDさん
メモリがかなり値上がりしましたよね。Samsungにトラブルがあったので、いろいろと影響がでましたね。DRAMもNANDも大きく値上がりしてしまいましたし……。