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初心者でも安心して自作、ツクモにゲーミングPC一式購入を相談してみた

「3年戦えるPC」をツクモスタッフに依頼、初心者もしっかりサポート text by 関根慎一

Illustration by ちょび

 ゲーミングPCが販売されるようになって久しい。PCメーカーやPCショップからは、特定タイトルの推奨モデルなど、数多くの製品が投入されている。

 インプレスの新入社員「出雲」も、そういったPCを使用している一人だ。彼女は6年ほど前にBTOでゲーミングPCを購入し、長いこと使ってきたのだが、スペックの不足を感じるようになってきたため、新たにPCの買い替えを決意したという。

 よくよく話を聞いたところ、PCケースの蓋も開けたことがないという自作PC初心者とのこと。BTOモデルを選ぶのが無難だと思われるが、自作PCでゲーム用マシンを新調したいという。

 秋葉原のPCパーツショップでは、一式購入の相談を受付けているところも多い。自作PC初心者がいきなりパーツの選定をするのは難しいので、今回はそうしたショップのサービスを利用し、目的と予算に合ったPCを組んでみようということになった。

 初心者がゲーミングPCを1から組み上げる際、ショップからはどんなPCパーツを勧められるのか、また、どのような解説が受けられるのか、その模様をお届けしよう。

 記事の後半では、結局どういったPCが組み上がったのか、そして実際にどれくらいの性能が出ているのかもお伝えする。

新入社員「出雲」が遊んでみたいタイトル
METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN
ファイナルファンタジーXIV
モンスターハンター フロンティアG
グランド・セフト・オートV

お店の人に相談してみよう、いざツクモeX.パソコン館へ!

パーツ一式購入を案内してくれたツクモeX.パソコン館の布施さん

 今回パーツを購入するために向かったのはツクモeX.パソコン館

 購入相談は6階で受け付けているとの案内を受けて、エレベーターで移動。「出雲」によれば、予算は15万円程度用意しているという。

 受付カウンターでショップスタッフに予算と用途を伝え、おおまかなプランを立ててもらう。「出雲」はそれほど頻繁にPCを買い換える方ではないので、購入後3年前後は戦える性能を基準に構成を考えてもらった。

 秋葉原にはPCパーツショップが多数集まっているので、いくつかの店舗を回って価格やスペックを比較しながら、時には予算の枠をブチ破りつつ買い物をするのも楽しみの1つであるが、自作PC初心者の場合、アフターケアなどを考慮すると1店舗でまとめて購入した方が安心だ。

ツクモeX.パソコン館
店内は所狭しとパーツが並ぶ
6Fには一式購入などを相談できるカウンターが用意されている

まずは見た目から、ケースを決めて電源をチョイス

今回選んだのはDefine R5 White

 最初に選んだのはPCケースだ。店員の布施さんによると、ケース選びのポイントは、まず見た目が気にいるかどうか、そこから予算と性能の兼ね合いを見て詰めていくのだという。

[布施さん]おすすめはFractal DesignのDefine R5ですね。静音性に優れているというのと、ファンを追加した際の冷却性能が高いということで評価の高いケースです。カラーも3色(黒、白、チタニウム)の中から選べますよ。

[出雲]単純な見た目では黒が好みですが、部屋のインテリアと合わせることを考えると、白がいいかな。Wii Uと同じ色にしたいです!

 Define R5自体はミドルタワーケースとしては標準的なサイズだが、「出雲」はケースをまじまじと見たことがないということで、「思ったより奥行きがある」と感じたようだ。

 Define R5はミドルタワー型のPCケースで、シンプルな外観と高い密閉性と高密度吸音材による高い静音効果が特徴である。また、最大440mm長の拡張ボードが収まるスペースも確保しており、現行ハイエンド級のビデオカードも十分収められる。

 裏面のケーブルマネジメント用スペースも比較的厚め。ホールも複数備えているので、マザーボード側へのアクセスも良好だ。

Define R5 Whiteは静音性がウリのモデルだが、拡張性も高く、3.5インチHDDであれば最大8台、SSDなら最大10台まで搭載できるほか、すべてのドライブケージを着脱可能だ。
今回選んだのはFD-PSU-ED1B-550W

 ケースが決まったところで続いては電源。電源選びで注意するポイントとしては、必要なワット数を把握することを説明した。

[出雲]必要なワット数って、どこで把握すればいいんでしょうか?

[布施さん]基本的には組み込むパーツの足し算ですね。お客様によっては、将来のパーツ増設を見越して、必要なワット数よりちょっと大容量の製品を買われていく方もいらっしゃいます。もしわからなかったらお尋ねください。

[出雲]電源ユニットって重いんですね……

[布施さん]品質の良い電源って重いんですよ。電源の変換効率も高品質なほど良いです。長く使うなら、できればゴールド以上の電源を選ぶようにしてください。

 大まかな構成プランは立ててもらっているので、それに見合った容量から電源を選択。ケースに合わせFractal Designの80PLUS GOLD電源「FD-PSU-ED1B-550W」をチョイスした。

FD-PSU-ED1B-550Wは80PLUS GOLD認証を取得した容量550Wの電源。ケーブルは着脱式で、静音タイプの12cmファンが搭載されている

長く使うことを前提に上位CPUを選択、Core i7の通常モデルを購入

今回選んだのはCore i7-6700

 続いて、CPU選びに入る。ゲーミングPCのコアになるパーツの1つということもあって、予算に占める割合はCPUが最も高くなった。

[布施さん]数年は使えるPCにしたいということですので、最初に組み上げる段階で高めのスペックのCPUを選んでおけば、後々になってスペックが足りない、ということにはなりにくいはずです。人気が高いのはIntelのCore i7-6700で、お勧めですよ。

[出雲]以前使っていたCPUは確かCore 2 Duoでした。名前だけはよく聞くので覚えました。CPUは難しくてよくわからないのですが、これでまた長く使えるんですよね。

 Core i7-6700は、Skylakeアーキテクチャを採用したメインストリーム向けCPUの上位モデル。TDPの低さと強力な内蔵ビデオ機能が特徴だ。ソケットはLGA1151。

 「出雲」はさすがにケースの蓋を開けたことがないというだけあって、CPUのサイズ感には驚いていた様子。最新技術の結晶であるCore i7-6700を前に「それにしても、CPUってこんなに小さいんですね!驚きました。これが3万いくらもするんですね……」とショックを受けていた。自作PCに関する基礎知識のない人にとって、PCはブラックボックスであることが実感できるエピソードである。

 今回Core i7-6700を選択しているが、コストパフォーマンスを重視するならCore i5-6600KやCore i5-6500なども魅力のあるモデルだ。この辺りは予算や使用期間などに合わせ選択するのが良いだろう。

Core i7-6700はSkylake世代「Core i7」の上位モデル。4コア/8スレッド対応で、TDPは65W。ベースクロックは3.4GHz/ブースト時4GHz。購入当日はセット購入割引も実施されていた。

マザーはコストパフォーマンスと堅牢性重視でMSIのZ170搭載モデル

今回選んだのはZ170A GAMING PRO

 マザーボードの選び方のポイントは「用途と機能、そして予算の兼ね合い」との説明があった。

[布施さん]メーカーとしてはASUS、MSI、ASRock、GIGABYTEの4社が主流です。各社ともにゲーミング向けのモデルを用意しています

[出雲]そもそもマザーボードって何ですか?

[布施さん]「PCの基礎になる基板ですね。PCを構成するいろんなパーツの接続先です。それぞれ使える機能や挿せるパーツの数などが異なります。高級な機種になると、オーバークロック耐性が高かったり、製品寿命が長かったりします」

[出雲]なるほど!

[布施さん]マザーボードには本当にいろいろ種類があるのですが、今回はゲーム用途がメインということで、MSIのZ170A GAMING PROをおすすめします。これなら、ゲーム向けのサウンドカードやLANカードを用意しなくても、単体でそれなりの性能が期待できますよ

[布施さん]ほかのメーカーでこのクラスだと、ここから大体3,000〜5,000円くらい値段が上がってしまいます。今だと『Z170 GAMING M7』なんかも売れているのですが、今回は予算オーバーですね

[出雲]Z170 GAMING M7って3万円もするんですね! こだわる人はそのくらいかけるんだなぁ……

 Z170A GAMING PROは、ゲーミング向けチューニングを施したMSI製マザーボードのミドルクラスモデル。

 PCI Express x16スロットを金属製のカバーで覆うことによって耐久性を高めた「MSI Steek Armor」やデジタル/アナログ分離機能や音響コンデンサなどを備えた高品質サウンド回路「Audio Boost 3」、低遅延チューニングを施した有線LANなどを搭載している。

 ゲームプレイにおいて重要なサウンドの高品質化やネットワーク遅延の低減などを単体で行っている点に特徴がある。このほか、ボード上のLED発光を制御する「Mystic Light」機能もユニークだ。チップセットはIntel Z170。

 実勢価格としては税込1万8千前後であり、ゲーミングマザーとしては性能とコストのバランスが良いモデル。予算配分的にも妥当な線ではないだろうか。

Z170A GAMING PROはゲーミング仕様のATXマザーボード。重量のあるハイエンドビデオカードなどを装着してもスロットが歪まないようPCI Express x16スロットに金属製のカバーを採用するなど、コストパフォーマンス重視モデルながら充実した機能を備える。

MSIの人気ビデオカード「GAMING」からGTX 960搭載モデルをチョイス

今回選んだのはGTX 960 GAMING 4G FFTZ

 続いて、ゲーミングPCを構成するパーツのうち、CPUに並び重要な要素となるビデオカードを選ぶ。ビデオカードを見るポイントとしては、チップの種類とメーカーを挙げた。

[布施さん]ビデオカードはハイエンド寄りであればあるほど快適にゲームを遊べると考えていいです。でもクラスが上がるに従って価格も跳ね上がるので、今回はやはりコストと性能のバランスを重視したミドルクラスの製品を選んだ方がいいでしょうね。ミドルクラスのビデオカードとしてはGeForce GTX 960を搭載したものがおすすめです。

 今回はマザーボードにMSI製のZ170 GAMING PROを採用していることもあり、ビデオカードもMSI製の「GTX 960 GAMING 4G FFTZ」を選択した。

[布施さん]特徴としては、冷却ファンを2つ備えた「Twin Flozr」を搭載している点が挙げられます。冷却性能が高く耐久性もあるので、人気がありますよ。売れ筋のモデルですし、今はかなりお買い得な価格になってます。

 GTX 960 GAMING 4G FFTZは、MaxwellアーキテクチャのミドルクラスGPU「GTX 960」を搭載したビデオカードのうち、ビデオメモリを4GBとしたモデル。

 本機に搭載しているGPUクーラーのTwin Flozrではファンの形状を工夫することで従来機種よりもファンの駆動音を低減している。また低負荷時にはファンが停止する「Zero Frozr」機能を搭載。また、MSIが用意しているユーティリティ「Gaming App」では、OCモードやサイレントモードといった動作モードの切り替えのほか、LEDの発光設定も変更可能。

 期間限定のバンドルソフトとして、アクションRPGタイトル「ファイナルファンタジー零式」が付属。動画エンコード/配信ツールとして定評のある「XSplit Gamecaster」も標準で付属している。

[出雲]実は6年前のPCってファイナルファンタジー11のために買ったんですけど、当時のPCって負荷がかかるとファンが全開で回って、かなりうるさくなってたんですよ。最近のPCは、そうでもないんですか?

[布施さん]そうですね。その頃に比べるたらかなり静かになっていますよ。むしろファンが回らなさすぎてこっちが不安になるくらいですから。

[出雲]ゲーマーの方のパーツの買い替えって、どのくらいの頻度なんでしょうか?

[布施さん]ビデオカードの場合はモデルチェンジごとの性能の上がり幅が大きいので、普通は2、3年に1回くらいですね。お客様によっては、2、3年でパーツだけ替えるのではなく、PCごと替えちゃう方もいらっしゃいます。

GTX 960 GAMING 4G FFTZはGeForce GTX 960を搭載したビデオカード。メモリはGDDR5 4GB。オリジナルデザインクーラー「Twin Flozr」を搭載するゲーム向けモデルだ。

メモリはゲーム用としても容量にゆとりのある8GB×2枚を選択

今回選んだのはW4U2133PS-8G

[布施さん]メモリっていろんなメーカーからかなり種類が出てるので、パッと見るとわかりにくいですよね。用途によっても必要十分なメモリ容量は異なるので、適宜ご相談いただければと思います。今回はCPUがデュアルチャンネルに対応しているので、2枚組のメモリにしています。

[出雲]デュアルチャンネルってなんですか?

[布施さん]「簡単に言えば2枚組で2倍の読み書きスピードが得られる機能ですね。容量としては、少し前はメモリの価格も今より高価だったので、4GB×2枚で買われていくお客様が多かったのですが、最近は8GB×2枚がよく売れています」

[出雲]ちょっと前というと、今と比べてどのくらい価格が違ったんですか?

[布施さん]例えば1年前だと、メモリは今の2倍くらいしましたよ。DDR4メモリは大量生産されるようになって手頃な価格になってきましたし、割高感もなくなりましたしね。

[出雲]今が買い時というわけですね!

[布施さん]そうですね。ゲーミングという観点からいうと、ゲームは普通、年々要求スペックが高くなっていくので、はじめからある程度多めに積んでおいた方が安全です。

[出雲]この『DDR』ってなんですか?ダンスダンスレボリューションですか?

[布施さん]ダブルデータレートの略です。

 今回は特にOCをする予定はないので、メモリにはPanramのバリューモデル「W4U2133PS-8G(DDR4-2133 8GB×2)」を選んだ。

W4U2133PS-8GはDDR4-2133対応8GB DIMMの2枚セット品。コストパフォーマンスに優れるモデルで、永久保証もうたわれている。

ゲーム用PCならストレージはSSD一択、長期保証/高耐久品を選びたい

今回選んだのはSDSSDXPS-240G-J25

 ストレージには大きく分けてHDDとSSDの2つの選択肢があるが、ゲーミング用途という観点から、ゲームプレイ中のローカルデータ読み出しに寄与する高速な転送速度が必要だろうということで、自然とSSDに決まった。

[出雲]SSDってHDDとどう違うんですか?

[布施さん]SSDは簡単に言えば"すごく速くて大容量なSDカード"ですね。HDDは物理的にデータを読み込みに行くので、HDDの回転速度やヘッドの動く速度がネックになって、転送速度がそれほど出ないんです。でもSSDは基板にフラッシュメモリが入っていて、電気的な信号でもって読み取りにいくので、物理的に駆動する部分がありません。なので転送速度が速くできるというメリットがあります。ゲームだと、マップデータの読み込み時間とかがはっきり違いますね。

[出雲]よくわかりました!

[布施さん]一度にそれほど多くのタイトルは平行してプレイされないということなので、容量は240GBくらいあれば十分かと思います。本当はもっと大容量な方がいいのですが、予算もありますのでここは削りましょう。SSDなら後からの増設も簡単な部類ですし。

[出雲]おすすめのSSDはどれですか?

[布施さん]おすすめはSanDiskのExtreme PROですね。SSDは保証期間がが3年くらいのものが普通なんですが、Extreme Proの場合、保証期間が10年なんですよ。特設コーナーも用意してますが、今かなり人気のあるブランドです。

 容量や予算などから検討した結果、最終的にはSanDiskのハイエンドSSD「SDSSDXPS-240G-J25(240GB)」に決まった。

 SanDiskのExtreme PROシリーズは、元々SDメモリーカードで定評のあるSanDiskの最上位ブランド。SSD製品としては長らくOEM市場への供給を行なってきたが、国内においては2014年より自社ブランドをリテール展開している。

 Extreme Proの特徴は、高速な転送速度と長期間使用時の耐久性だ。転送速度は公称で550MB/秒の読み出し/書き込み速度。大容量ファイルのやりとりを行なうゲームやイメージング、動画編集などを行なう際に有利である。

 また、フラッシュメモリの性能は長期間にわたる書き込みの回数で変化するが、Extreme Proでは書き込み速度と耐久性を最適化したnCache Proという独自技術を採用しており、長期間使用時の性能の変化を最低限に抑えている。品質の劣化を最小限の抑える技術があるからこそ、10年間の保証が可能になっているというわけだ。

SDSSDXPS-240G-J25は10年保証をウリとするSanDisk製SSDの上位モデル「Extreme PRO」の240GBモデル。NANDフラッシュはMLCを採用し、速度と耐久性を向上させる「nCache Pro」技術を搭載している。240GBモデルの公称値はリード550MB/s・ライト520MB/s。

長く使うなら最新OS、将来性なども考慮しWindows 10を選択

今回選んだのはWindows 10 Home

 OSにはDSP版Windows 10 Home 64bitを採用した。IEに替わる新ブラウザ「Edge」や音声アシスタント機能「Cortana」、生体認証機能「Windows Hello」など、これまでのWindowsにない特徴的な機能を備えた新OSだ。

 一般ユーザー向けにはProとHomeの2バージョンを展開中。両者の違いはドメインやグループポリシーの適用、Azure対応、リモートデスクトップ、ビジネス向け各種ソリューションの有無である。

[出雲]OSはどう選んだらいいでしょうか?

[布施さん]今、PCを組むなら、Windows 10がいいと思いますよ。今後は、DirectX 12対応のゲームタイトルも増えますし。既存のゲームをやる方は「Windows 7で」という方もいらっしゃいますが、いつかはWindows 10にアップグレードすることになると思いますし、であれば、最初からWindows 10にしておくのがオススメです。

 HomeとProについては、予算に合わせて選ばれているようですね。Windows 7の頃はProとHomeで使えるメモリ容量に大きな差があったのでProを選ぶのが普通でしたが、Windows 10になってからはビジネス向けの機能の有無が大きな違いなので、そうした機能の必要性がポイントだと思います。

[出雲]この、32bitと64bitの違いって何ですか?

[布施さん]最も大きな違いは使えるメモリ容量が違うことですね。ごく一部、32bit版のOSでないと動かないソフトもなくはないのですが、32bitでは使用できる物理メモリが4GBに制限されるので、今では32bit版を選ばれる方はほとんどいません。

 現在はWindows 10 Homeとストレージをセットにしたキャンペーンや学割キャンペーンなどを展開中であり、店頭でも特設コーナーで告知を実施している。

DSP版Windows 10 Home 64bit
1月15日(金)までDSP版Windows 10 Home/8.1 Pro/8.1を対象にLoVAのゲーム内プレゼントキャンペーンも行われている。
Windows販売コーナー
DSP版Windows 10の限定パック

 今回はHomeを購入したが、DSP版Windows 10 Proは、現在、窓辺ファミリーのボイスドラマなどが収録された限定パックが販売されている。

 パッケージには窓辺ファミリーのテーマパックがダウンロードできるシリアルコードが同梱されており、データは2016年2月1日(月)0:00〜2016年3月31日(木)23:59の期間限定で配布される予定だ。

・DSP版Windows Navi+
http://www.windows-naviplus.jp/

ツクモではPC組み立ての代行、延長保証や交換保証などのサービスも実施

 ツクモでは、PCの組み立て代行やCPUの取り付け、PCの簡易診断などの各種サービスを実施している。それぞれ数千円程度の有料サービスになるが、これらはいわばPCを扱うプロによる"お墨付き"だ。

 自作PCは常に自己責任がつきまとう世界であり、例えばせっかく組んだPCが動かないとして、その原因がどこにあるのか、問題点を切り分けるのは初心者にとって容易なことではない。

 よくある例としては、CPUソケットのピンを折ってしまって、一部のスロットが認識しなくなったり、PC自体が立ち上がらなくなったりすることであるが、それも「そういうことがある」と知らなければどうしようもない。ショップのサービスによってそういった部分の負担が軽減されるのは、自作初心者にとってはありがたいのではないだろうか。

 こうしたサービスを利用することで、初心者やパーツの知識がそれほど無いといった場合でも安心して自作PCを作成することができるだろう。

  モデル 価格(税抜き)
CPU Intel Core i7-6700 37,480円
メモリ Panram(CFD販売) W4U2133PS-8G(DDR4-2133 8GB×2枚) 9,980円
マザーボード MSI Z170A GAMING PRO 15,800円
ビデオカード MSI GTX 960 GAMING 4G FFTZ 28,089円
SSD SanDisk SDSSDXPS-240G-J25(240GB) 11,980円
ケース Fractal Design Define R5 White 13,980円
電源 Fractal Design FD-PSU-ED1B-550W 13,980円
OS 日本マイクロソフト Windows 10 Home 64bit DSP版 単体価格表示無し
割引 各種セット購入割引、期間限定割引、週末限定HDD/SSD割引など 計5,965円分割引
購入代金 合計(税込)150,253円(※12月19日購入時の価格)

 それでは最後に、今回の取材に協力してくれた「出雲」の感想を記載しておこう。

――今回、店員さんからいろいろ説明を受けてPCパーツを買ってきたわけですが、感想を聞かせてください。

[出雲]これまで、わたしにとってのPCは、"箱"とマウスとキーボード、それにディスプレイ、という認識でした。だからパーツを入れ替えて、ずっと使っていく使い方があるというのも新しい発見でした。PCの買い替えって"箱"を買い換えることだと思ってましたから。

 今回、PCの中身について詳しく知れたのは良かったです。CPUってPCにとっての脳みそだっていうのは知ってたんですけど、まさかCPUがあんなに小さかったなんて知りませんでした。カルチャーショックでしたね(笑)。

購入したPCで遊びたかったゲームは動くのか、実際にテストしてみた

 さて、ここからは今回購入したPCを少しだけお借りして、いくつかのベンチマークとゲームタイトルでパフォーマンスをテストした結果を簡単に紹介したい。

 ゲーミングPCとしてはミドルクラス相当のスペックであるが、大抵のタイトルはそれなりの高画質設定で不自由なく動かせる。

 「4K解像度でゲームがしたい」など欲をかきはじめると、CPUやビデオカードにさらなる増強が必要となるが、フルHDで遊ぶ分には十分な性能だ。

 3年前後使用する前提で予算約15万円と考えると、なかなかバランスのよいモデルに仕上がったと言えるのではないだろうか。

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドベンチマーク

 ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルドのベンチマークは、DirectX 11の最高設定と、DirectX 9相当の最高設定でスコアを計測してみた

 スコアはいずれも「非常に快適」。一部、大量のキャラクターが派手なエフェクトでMOBを攻撃しているシーンではフレームレートが30台後半から40台後半程度まで落ち込んだが、概ね60fps以上出ており、実際のゲームでも快適に遊べそうだ。

DirectX 11
スコアの結果は「非常に快適」、フレームレートは概ね60fps以上といった感じで、エフェクトが派手はシーンなど一部でのみフレームレートが落ち込むシーンが見られた。
DirectX 9
こちらもスコアの結果は「非常に快適」。DirectX 9の方が数値的には高い値となり、フレームレートもDirectX 11より若干高い傾向となった。

モンスターハンター フロンティアG ベンチマーク第3弾【大討伐】

 古いゲームに対して最新のPCを当てたので、スコアは快適に遊べる目安とされる4,000〜5,000を大きくぶっちぎる15,401となった。スペック的には当然の結果だろう。

 実際のゲームの方もこれだけのスコアが出ているなら何不自由なく遊べるはずだ。

スコアもさることなが、フレームレートも100fpsを常時大きく上回る結果となった。

METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN

 フルHD解像度において最高画質設定で動かしてみたところ、ほとんど60fps張り付きのフレームレートが確認できた。

 大量の敵に追われているときでも50fpsを割ることはほとんどなく、今回試した範囲では、普通に遊ぶ分には全く差し支えない。

 実は、今回のPC購入のきっかけは「METAL GEAR SOLID Vを高画質で遊びたい」(出雲)という発言からスタートしているので、性能的にはかなり満足してもらえることになりそうだ。

最高画質のフルHD解像度でほぼ60fps維持。家庭用ゲーム機版よりもリッチな画質設定でゲームを楽しむことができる。

グランド・セフト・オートV

 グランド・セフト・オートVは、GeForce exprienceでの推奨画質はかなりの高画質設定が推奨された。ストーリーモードの序盤は60fps前後が維持されており問題ないものの、オンラインモードの処理が重いシーンなどでは30fps前後にフレームレートが落ちるシーンが散見された。

 GeForce GTX 960はハイエンドカードではないので、超重量級のゲームを遊ぶ場合は若干の妥協は必要になる。

 グランド・セフト・オートVはテクスチャの画質を優先するのが綺麗な画面で遊ぶポイントになるので、
テクスチャを「超高」とし、ほかの項目を「高」か「ノーマル」に調整して60fps前後を維持できる設定を探るのがお勧めだ。

GeForce exprienceではかなりの高画質設定が推奨された、おそらくビデオカードのVRAM容量にゆとりがあるためだろう
ストーリーモードの序盤は高画質設定でも60fpsがほぼ維持されており、快適
デモシーンの水の表現なども美しい
GeForce exprienceの推奨設定でオンラインモードを遊ぶと、フレームレートが30fpsに落ち込むシーンが見られた
オンラインモードで60fps前後を維持するなら、テクスチャ以外の項目を落として調整するのがいいだろう
テクスチャ「超高」を維持して他の画質設定を下げた状態の画面、画質は思ったよりも損なわれない

自作PCを手軽かつ安心して組めるショップのサービス、初心者には特にお勧め

 今回の購入に同席して強く感じたのは、ショップには初心者向けの体制がしっかりと構築しされているという点だ。

 PCのことがほぼわからなくてもしっかり機能を説明してくれたり、予算内で最大限良い物を探してくれたりと、購入するパーツを迷っている中級者が利用しても便利なのではないだろうか。

 組み立て代行などのサービスもあるので、自作PCを組んでみたいけどよくわからない、近くにアドバイスをしてくれる人が居ないといった初心者でも安心して自作PCを組むことができる。相性保証や延長保証を利用できる点も安心の面ではプラスになるだろう。

 メーカーのゲーミングPCやBTOのモデルよりも一段凝ったものが欲しいけど、自作PCはよくわからないといった場合や、やりたいゲームは決まっているが、どの程度のスペックでまとめれば良いかわからないといった場合などには、今回のようなサービスを活用して欲しい。満足感の高いPCが組み上がるはずだ。

[制作協力:ツクモeX.パソコン館]

(関根 慎一)