女性客も多い？昆虫食品の自動販売機「モグバグ」がアキバで稼働中

ラフィーネ 秋葉原の店頭に設置された自動販売機。取材時には女性が購入する姿も……

　原材料に昆虫を使用した食品を扱う自動販売機「MOGBUG（モグバグ）」が登場、「ラフィーネ 秋葉原」の店頭で稼働中です。商品ラインナップは昆虫を乾燥させたスナックやエナジーバーなど計13種類で、それぞれ500円～1,000円で購入することができます。

コオロギの栄養価の高さについて

　プレスリリースによると「昆虫の種類によって差はあるが、たんぱく質や必須アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどを豊富に含んでおり、100gあたりの含有量は肉や魚よりも多い」のこと。

自販機から取り出した後はひんやり冷たい

自重を増やすためおもりが入っている

自販機の隣にあるパッケージとおもりの回収箱

　パッケージは中身が見えない仕様になっており、女性が手に取りやすいデザインになっています。

製品パッケージ

原材料は「フタホシコオロギ」

注意書きにはエビやカニといった甲殻類に近い生物と書かれている

　実際に中を見てみないと分からないということで、今回は「BUGスナック ソルトフレーバー」のコオロギ（塩味）を購入しました。

中を開けると大量にコオロギが……

個体によって大きさはいろいろ。大きめの個体はより素材の味を感じることができる

顔を見てしまうと罪悪感に襲われてしまう……

　中を開けると独特な香りが鼻を抜け、例えるなら乾燥させたエビに干し草の匂いを足したようなものに近く、決して良い香りとはいえないものでした。少し戸惑いながらも一つ食べてみると、味は「大豆」に近い風味でクセは無く、淡泊な感じ。食感はサクサクとしており、スナック菓子に近い感覚です。ちなみに、塩で味付けされていますが、かなり薄味。一方、苦みや甘みといった味覚面での強い偏りは感じられませんでした。

　クセの無い味なので、日常の食生活に取り入れる事は可能だと思います。ただ、見た目が結構強烈なので、昆虫嫌いな人の前で食べるのは、止めた方がいいかもしれません。

商品ラインナップにはエナジーバーといった手を出しやすいものも

　今回試食した種類の他に「BBQ」や「スパイシーチリ」などの濃いめなフレーバーを使った商品もあるので、気になった方は足を運んでみてください。