取材中に見つけた○○なもの
繰り返し食べたい!桜が香る白湯ラーメン「浅蜊と鶏白湯の桜そば」が販売中
見た目も春らしい美しさ、旨味の濃さが幸せな完成度の高い一杯
(2015/3/25 17:30)
春をイメージして作られた福の神食堂の特別メニュー「浅蜊と鶏白湯の桜そば」が販売中。
真っ白なスープに淡い桜色の麺、新緑色の春キャベツと色合いも美しい鶏白湯ラーメンです。価格は税込900円で、大盛り(+100円)に玉子(+100円)を付けて食べてきました。
今回の限定メニューですが、食べる前から香りだけで美味いのがわかりました(笑)。それくらいに直球で美味いラーメンです。
まずはスープですが、鶏と浅利の良い香りが立ち込めます。臭みがなく、嫌味っぽいくどさもない良い塩梅の風味。食材の良いとこ取りといった感じで、口に入れる前に「これは当たりだ!」と期待させてくれます。
味の方は良質な鳥のスープに浅利の旨味と香りがふわりとわかる和風クラムチャウダーといったような感じ。旨味が濃く、粘性があるので麺によく絡むのですが、口溶けは滑らかで繊細さも感じます。白く美しい見た目もポイント。
具材の方は、桜の木屑で薫製にした鶏チャーシューと桜の塩漬けで風味付けした鶏チャーシュー、甘みのある春キャベツ、ソテーされた浅利に、三つ葉が添えられています。玉子は追加トッピング。
特に燻製の鶏チャーシューの香りはスープに良くあっており、美味さを引き立てます。また、キャベツの甘味はスープの塩味との相性が良く、浅利もスープと合わさるとより旨味が増します。
麺は桜の香りづけがされている細麺で、食べるとふんわりと桜の香りが広がります。真っ白なスープに桜色の見た目も美しく、見ても食べても面白いです。
ちなみに、チャーシューと麺に香りづけされている桜の香りは、時間がたつにつれて少しずつスープにとけだしていきます。食べ始めと食べ終わり頃でスープの香りがほんのり変わるので、繊細な変化も楽しめます。
鳥白湯を出すお店はかなり増えましたが、動物臭やクドさがない旨味だけを楽しめるようなスープのお店はまだ少ないです。今回のスープはある意味鳥白湯の一つの完成形といえるような出来の良さなので、鳥白湯って微妙な味だな~と思っている人にはぜひ食べてみてもらいたいラーメンです。
「浅蜊と鶏白湯の桜そば」は、平日は昼(開店~)30杯・夜(18時~)20杯を販売、土曜/祝日は昼(開店~)40杯・夜(18時~)10杯を販売(※同店の定休日は日曜日)。販売状況は同店のTwitterで毎日告知されています。販売期間は「桜が散るまでの予定」とのことなので、若干短めなのかも。
今回のメニューは万人向けで、誰が食べても美味しいと思えるような完成度の高い逸品。春らしさも感じる見た目も味もお勧めの一杯なので、気になる方はぜひお店へ!