取材中に見つけた○○なもの

同人誌「水冷PC読本」や「HDDスピーカーの作り方(リムーバブルHDD編)」が店頭販売中

 自作PC系の同人誌、新刊がいくつか店頭発売されてます。

 販売を確認したのは「水冷PC読本」(オリオスペックにて販売/700円)と、「HDDスピーカーの作り方(リムーバブルHDD編)」(三月兎2号店にて販売/315円)の2冊。いずれも昨年末のコミケで売られた新刊だそうです。

水冷PC読本

 まず、「水冷PC読本」は水冷PCの入門書、とでも言える内容で、部品の選定から日常のメンテナンス、応用編までまとめています。ページ数は34ページ、部品の選定では水冷ヘッドなど、水冷では基本的なパーツはもちろん、「チューブの選定」「クーラントの選定」など、水冷ならではのポイントも紹介しています。制作はサークル「UNT2works」さんで、オリオスペックも協力したそう。

 残り数冊しかないそうなので、欲しい方は早めに購入したほうが良いかもしれません。

HDDスピーカーの作り方(リムーバブルHDD編)

 また、「HDDスピーカーの作り方(リムーバブルHDD編)」は、以前からシリーズを出しているサークル「もきゅもきゅ」さんによるもの。

 名前の通り「リムーバブルHDDをスピーカーにしてしまおう」というコンセプトで、バラされているのはSyQuestのSparQ(容量1GB)。いつもの「なぜHDDがスピーカーになるのか」から、知っている人ももう忘れてそうなリムーバブルHDDの内部構造まで、結構かっちり書かれています。

 ちなみに「同人誌=アニメやマンガに対する二次創作」という印象を持っている方も多そうですが、コミケに行くと「理系の同人誌」って実は結構あったりします。「コミケに行く」というとなかなかハードル高いですが、三月兎2号店や同人誌専門店などで扱っているものもあるので、気になる方は店頭などで見てみるのもいいかもしれません。

[撮影協力:オリオスペック三月兎2号店]

(鈴木 光太郎)