【不定期連載】レトロな○○ギャラリー
NEC PC-8001mkII
伝説の名機「PC-8001」の後継機種
(2015/6/5 12:05)
今回紹介するパソコンは、NECの「PC-8001mkII」です。伝説の名機「PC-8001」の後継機として1983年2月に発表されたモデルで、メインメモリの増量(16KB→64KB)、画面解像度の向上、RS-232Cや外付けFDDなどの接続インターフェイス、拡張カードスロットが追加されました。このほか、漢字ROMボード専用のスロットも用意されています。
本体にはN-BASICとN80-BASICがROMで搭載されており、N-BASICを選択することでPC-8001とのソフトウェア互換を保つことができます。また、N80-BASICを使用することで、高解像度グラフィックなどの拡張機能をフルスペックで扱うことができます。
今回は動作を確認することができませんでしたが、このコーナーで度々活躍している三菱の液晶ディスプレイ「RDT202WLM」で表示が可能です。
スペック
・CPU:NEC μPD780C-1(Zilog Z80A 互換)
・動作周波数:4MHz(0.004GHz)
・メインメモリ:64KB(0.000064GB)
・CRTC:NEC μPD3301-2
・同時発色数:8色(テキスト)
・テキストビデオメモリ:4KB(0.004MB)、テキスト文字+色、制御コード(メインメモリと共有)
・グラフィックビデオメモリ:16KB(0.016MB)
・解像度:640×200ドット(2色)、320×200ドット(4色)
・サウンド:BEEP音
・記憶装置:5インチFDD、データレコーダ(共にオプション)
・記憶メディア:5インチFD 2D(両面倍密)、ミニフロッピー 320KB(0.000320GB)、コンパクトカセット
・記憶装置容量/60分テープ装着時:約250KB(600ビット/秒)
・表示装置:デジタルRGB接続モニタ
標準価格
・本体 PC-8001mkII 標準価格:123,000円
※当時の物価:はがき 1枚40円・国鉄(現JR)初乗 120円・タクシー初乗430円